前回のPhotoshopのアクション機能紹介のさらに踏み込んだ内容になります。アクションを作れるようになったらさらに便利に使いこなす方法を紹介します。
前回の記事はこちらです。
Photoshopのアクションパネルでダイアログボックスの表示切替え
アクション機能ですが、操作すべてを記録してしまうと調整がきかなくてやりにくいときがあります。
たとえば前回の記事で作ったアクションだと、トーンカーブの明るさ調整をアクションで実行するときに、画像によって少しずつ調整のカーブを変えたいとします。
そのようなときはアクションパネルのトーンカーブを調整するアクションの左にある□の枠をクリックすると
下のようなアイコンが現れます。
この状態で、「アクション1」を実行すると、アクションを実行するたびに下のようにトーンカーブのウインドウが出てきて調整することが可能になります。
簡単にまとめると、□欄をクリックしたところだけ、アクションの実行を一時停止してその都度調整ができるということですね。
Photoshopのアクションのその他の機能
アクションパネルには右上のメニューからその他の機能にアクセスできます。
メニュー項目を挿入
「メニュー項目を挿入」は、メニューバーから操作を選ぶことができます。
ただ普通にアクションを記録しながらメニューを選んでも同じことなのでそれほど気にしなくてもいい機能です。
中止を挿入
「中止を挿入」はアクションを一旦停止し、そのまま続行するのかメッセージを表示して意思確認をすることができます。
左下の続行許可をONにしていないと、中止の位置で強制的にアクションが停止するのでONにして使ってください。
条件の挿入
「条件を挿入」は条件を指定して、特定の条件のときはアクションA、そうでないときはアクションBなど、実行するアクションを選ばせることができます。
ただ条件に設定できる項目が下のように限られているので、この中の条件しか選ぶことができません。
実行するアクションはアクションパネルに登録しているものから自由に選べます。
アクションオプション(ファンクションキーを設定)
アクションを選んで「アクションオプション」をえらぶことで、ファンクションキーの設定をすることができます。ファンクションキーを設定しておくと、F2~F12キーを押すだけで設定されたアクションを実行することができます。
ShiftやCtrl(Command)と組み合わせることもできます。(たとえばShiftを押しながらF1など)
ツールの記録を許可
「ツールの記録を許可」はブラシツールなどアクションにツールの使用を許可します。ブラシストロークなども記録することができます。
このようなブラシストロークも記録できます。
まとめ
今回はアクションを掘り下げてみましたが内容は理解できたでしょうか。
今回取り上げたところをアクションに組み込むことでより使い勝手の良いアクションを作ることができるようになると思います。
Photoshopの基本的な使い方はこちらにまとめています。初心者の方にもわかりやすいようにまとめていますのでぜひご覧ください。
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