Photoshopは、写真編集やグラフィックデザインなど、さまざまなクリエイティブな作業において必須のツールです。
しかし、初めてPhotoshopを学ぶ人にとっては、その多機能性や複雑さに戸惑うこともあるかもしれません。
筆者もPhotoshopを勉強し始めの頃は情報源も少なく、何から覚えていいかさっぱりわかりませんでした。
この記事では、数あるPhotoshop学習本の中から、初心者が選ぶ際に見るべきポイントにしぼって解説します。
初心者におすすめのPhotoshop本とは
本で学習することのいいところは「目的のページをすばやく見返せる」ことです。
動画でも見返すことはできるのですが、「あの機能の紹介シーンをもう一度見たい」というときに目的のシーンを探すのが大変です。
本だとぺージをめくるうちに大体のページの位置を覚えることができます。
学ぶという点では、動画や電子書籍もいいのですが、紙の本の方もおすすめです。
このページでは以下の基準をもとにPhotoshopのおすすめ本を選定しています。
- 初心者にもわかりやすく説明されている
- Photoshopを学ぶ上で大事な機能がおさえられている
- 2022年以降に出版されている
それでは私が実際に読んで、これは本当におすすめできると思った本を厳選して紹介します。
Photoshopの操作全般をおぼえるのにおすすめの厳選した一冊
Photoshop しっかり入門 増補改訂 第3版 [Mac & Windows対応]
ページ数:256ページ
出版社:SBクリエイティブ
発売日:2024/2/1
本文中の操作画面:Mac
「Photoshop しっかり入門」は図が多く用いられていて、説明している範囲も幅広く、とてもわかりやすいです。
基礎的な機能や操作がしっかり網羅されていていいと思います。
AmazonでもPhotoshopのスタンダードな解説本として定番的な人気です。
文字は多めですが、色で強調されていたりアクセントがついているので、読みやすいと思います。
Amazonではレビューも高評価で、レビュー数も多いです。
実物の本を見る機会がないけど、はずしたくないという人は、守備範囲が広くて丁寧な解説のこの本がよいでしょう。
2024年にリニューアルした第3版が発行され、生成AIなどの説明も追加されました。
もともとこのシリーズは「説明は分かりやすく定番だけど、少し古い本」という位置づけでした。
この度新版が発売されたことで、文句なしで万人におすすめできる本になっていると思います。
YouTube動画と合わせてPhotoshopを覚えたい人にぴったりの一冊
独学Photoshop 楽しく基本が身につくガイドブック
ページ数:296ページ
出版社:翔泳社
発売日:2022/9/21
本文中の操作画面:Windows
「独学Photoshop 楽しく基本が身につくガイドブック」は、Photoshopを初めてさわる人で動画も合わせて楽しく覚えたい人におすすめです。
この本の特徴は、操作説明が基礎的なところにしぼられていることです。
「レイヤー」「ツール」「フィルター」この3つの基本の説明をキャラクターをまじえてわかりやすく楽しんで覚えられるような構成になっています。
対話形式担っているため、とっつきやすさがあります。
また、MappyPhotoさんはYouTuberもされていて、購入者専用ウェブページと合わせた解説は十分に役立つと思います。
本で紹介されなかった機能もウェブページにYouTubeの動画リンクがあるので、ウェブページと合わせるとかなりのボリュームになります。
YouTube動画と合わせてPhotoshopを学びたい方にはこの本がぴったりだと思います。
めちゃくちゃやさしくPhotoshopを学びたい or 他の本で挫折した経験がある人にぴったりの一冊
デザインの学校 これからはじめる Photoshopの本 [2024年最新版]
ページ数:160ページ
出版社:技術評論社
発売日:2024/2/8
本文中の操作画面:Windows
「デザインの学校 これからはじめるPhotoshopの本」はPCが苦手な初心者もPhotoshopの使い方をわかりやすく学べる本です。
わかりやすさにすごく重点を置いている本です。
文字は大きめページ数は少なめで、威圧感はこの本が一番ないと思います。
Photoshopに苦手意識のあったり、PCが苦手で覚えるのに不安がある方にはこの本がぴったりです。
ちょっとしたPCの操作にも説明がついています。
逆に少しPhotoshopのことを知っている人にとっては別の本の方がよいと思います。
ページ数も少なめなので、Photoshopを深く知りつくそうと思う人には向いていません。
2024年最新版ですが、旧版からの評価も高く、安心感があります。
【番外編】Photoshop Elementsにはこの本がおすすめ
今すぐ使えるかんたん Photoshop Elements やさしい入門
ページ数:320ページ
出版社:技術評論社
発売日:2023/1/20
本文中の操作画面:Windows
Photoshopと比べてPhotoshop Elementsの本は数が少なく、なかなかおすすめできる本がありませんでした。
2023年に発売された「今すぐ使えるかんたん Photoshop Elements やさしい入門」は図や表が豊富でわかりやすく、おすすめできる本です。
Photoshop Elementsの本をお探しの方にはこの本がおすすめです。
まとめ
現在、初心者の方に特におすすめなのは、Photoshopしっかり入門です。
ページ数:256ページ
出版社:SBクリエイティブ
発売日:2024/2/1
本文中の操作画面:Mac
Photoshopの本は数多く出ていますが、この本の総合点が一番高いと思います。
本を選ぶときにレビューを読むと思いますが、当然どの本もよい評価もよくない評価もあります。また、デジタル知識のレベルも人それぞれで向き不向きもあると思います。
本の内容が自分に合ったレベルのものかどうかは本を選ぶときに重要な基準です。
Amazonなどの販売ページでは、一部を試し読みできるものが多いので、自分のレベルにあっている本かどうか目次だけでも見てみることをおすすめします。
本中の操作画面についてはショートカットの説明など、WindowsかMacかで違いがあります。
できれば自分と同じ方を選ぶのがよいですが、基本的には以下をわかっていれば読み替えができます。
WindowsとMacのショートカットの違い
WindowsとMacではキーボードショートカットで押すキーが異なります。
大きく違うショートカットはほとんどないので、違いがわかっていれば読み替えも可能です。
WindowsでCtrlキーに当たるのが、MacのCommand(⌘)キー、WindowsでAltキーに当たるのがMacのOptionキーです。
Windows | Mac |
---|---|
Ctrl コントロール | Command(⌘) コマンド |
Alt オルト | Option オプション |
もしここに載せた以外の本でおすすめの本がありましたら、コメントをお待ちしています。
Photoshopの基本的な使い方はこちらにまとめています。初心者の方にもわかりやすいようにまとめていますのでぜひご覧ください。
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