2022年9月21日発売の「独学Photoshop 楽しく基本が身につくガイドブック」を翔泳社さんからご献本いただきました。
本の内容がわかりやすく、初心者の方にもおすすめできると思ったのでご紹介していきます。
「独学Photoshop 楽しく基本が身につくガイドブック」の特徴
この本は初心者向けのPhotoshop解説本です。
特徴はPhotoshopの機能のうち、「レイヤー」・「ツール」・「フィルター」この3つの機能に絞って解説しているところです。
3つに絞られていると言っても、内容が薄いわけではありません。
「レイヤー」の項にはトーンカーブなどの調整レイヤーや、レイヤーの描画モードの説明がされていますし、「ツール」の項には選択ツールやペンツールのなど説明があります。
どのアプリケーションでもそうですが、初心者のうちはいろいろな機能がありすぎてそれぞれの機能がどう関係してくるのかがわかりにくいです。
章が大きく3つに分かれていて、その中でPhotoshopのそれぞれの機能の仕組みがどのように関係しているかを説明しているのはとてもわかりやすくていいと思いました。
後半1/3程度は、前半で覚えた3つの主要機能を使った応用テクニックの紹介になっています。
購入者専用ウェブページは、かなり役立つ
購入者専用ウェブページで本の章ごとに、著者のMappy Photoさんが配信されているYouTubeの動画リンクがはってあります。
「ウェブページとの連動」はこの本の表紙ではあまりアピールされていないように見えるのですが、ウェブページの方もきっちり作りこまれています。
本を見ながら実際の操作を動画で見られるようになっており、合わせ技で強力なPhotoshop習得ツールになっている印象を受けました。この本を購入された方は、ぜひ購入者専用ウェブページを利用されることをおすすめします。
当初はこの本の説明が「レイヤー」・「ツール」・「フィルター」にしぼられている分、解説の内容的な広さはないのでは?と思って読んでいました。
ですが、ウェブページをあわせて見たところ、誌面で説明されていないようなこともYouTubeのリンクがついていました。
Mappy Photoさんは動画の本数が多いため、ウェブページも合わせて見ると内容的にもかなりの広さがあります。
私が読んでいて気になった点
各機能の説明はキャラクターのふきだしの会話を交えて、初心者の方が疑問に思うようなところも楽しんで覚えられるようになっています。
初めて覚える方にはちょうどいい内容になっていると思います。もしふりがながあったら、うちの小学生の子でも理解できそうな内容です。
キャラクター同士が掛け合いながらする解説は、読む人の好み次第ではあると思いました。このあたりはAmazonでもためし見ができるので、一度見てみることをおすすめします。
総評
Mappy PhotoさんのYouTube動画は投稿されている数がとても多いので、「本の内容に加えて動画教材も適切な場所にまとめられている」という点がかなりいいです。
また、Mappy PhotoさんのYouTube動画自体はとてもわかりやすいのですが、YouTubeの仕様上どうしても動画同士のまとまりがわかりづらいところがあります。
この点、購入者専用ウェブページの動画はPhotoshopの機能ごとにまとめられているので、うまい具合にMappy Photoさんの動画の目次のようになっています。これが学習する上ではちょうどよいと思いました。
またPhotoshopの基礎を3つのテーマにしぼって伝えるのも、わかりやすいアプローチです。
総合的に見ても初心者の方にはおすすめできる一冊になっていると思います。
「独学Photoshop 楽しく基本が身につくガイドブック」はAmazonや書店で販売中。価格は2,750円(税込み)です。
別の記事でPhotoshopの独学におすすめ本10冊を紹介しています。ぜひこちらもご覧ください。
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