生成塗りつぶしとは?
生成塗りつぶしは、選択した範囲を自動的に補完して塗りつぶす機能です。この機能を使用することで、手作業での編集を大幅に短縮できます。
とても便利な生成塗りつぶしですが、時にはうまく機能しないことがあります。
この記事では、Photoshopの生成塗りつぶしができない理由とその解決策について初心者向けに解説します。
生成塗りつぶしが使えないときの解決方法
生成塗りつぶしや生成拡張がグレーアウトしていて使えないときに確認することをまとめました。これら一つ一つを確認してみることをおすすめします。
レイヤーのクリッピングを解除する
クリッピングされているレイヤーが選択されている場合、生成塗りつぶしが使用できません。
レイヤーのクリッピングを解除するには、レイヤーパネルでAlt(Option)を押しながら下のレイヤーとの境目をクリックします。
クリッピングについてくわしくはクリッピングマスクの記事を参考にしてください。
新規レイヤーを作成する
「背景」レイヤーには生成塗りつぶしすることができません。
解決するには「レイヤー」メニューから→「新規」→「レイヤー…」をクリックして、新規レイヤーで生成塗りつぶしを行います。
レイヤーのロックを解除する
レイヤーがロックされているときは生成塗りつぶしをすることができません。
これを解決したいときはレイヤーパネルから南京錠のアイコンをクリックして、レイヤーのロックを解除します。
Photoshopのバージョンをアップグレードしてみる
Photoshopのバージョンが古いときは、生成塗りつぶしを行えないときがあります。
Creative Cloud Desktopアプリケーションを起動して、「アプリ」→「すべてアップデート」からPhotoshopのバージョンをアップデートします。
Creative Cloud Desktopアプリケーションを起動するには、画面下のWindowsメニューをクリックして、「creative cloud」と入力し、出てきた「Adobe Creative Cloud アプリ」をクリックしてください。
ネットワーク接続ができているか確認
生成塗りつぶし・生成拡張などPhotoshopの生成機能を使用するためには、インターネット接続できる環境が必要です。
インターネット接続が正常にできているかを確認してみてください。
ウィルス対策ソフトを一時的に解除して生成してみる
ウィルス対策アプリケーションが、Photoshopのインターネット接続を邪魔している場合は、生成機能を使用することができません。
ウィルス対策機能を一時的にストップして、生成塗りつぶしなどが機能するか確かめみてください。
Photoshopの環境設定をリセット
Photoshop起動時に次のキーを押して、Photoshopの環境設定をリセットしてみてください。
- Windowsの場合
Photoshopを起動後すぐにCtrl+Alt+Shiftを押します。 - Macの場合
Photoshopを起動後すぐにCommand+Option+Shiftを押します。
Photoshopの環境設定をリセットについてくわしくは環境設定のリセットの記事を参考にしてください。
モードをRGBカラー、8bit/チャンネルに
画像のモードがRGBカラー、8bit/チャンネルになっていない場合は、生成塗りつぶし・生成拡張を行うことができません。
「イメージ」メニュー→「モード」からRGBカラー、8bit/チャンネルを選んでください。
コンテキストタスクバーが表示されない場合
コンテキストタスクバーには不具合があり、一時的に表示されないことがあります。
コンテキストタスクバーが表示されない事象が時々起こる場合は、Photoshop起動直後などのコンテキストタスクバーが表示されているときに「バーの位置をピン留め」を解除してみてください。
Adobeアカウントを年齢認証する
CreativeCloudアプリケーションの検索ボックスから「behance」と入力しBehanceを開くと生年月の入力を求められるので入力し、ログインすると年齢が認証され使えるようになる
Adobeアカウントの管理から不要なデバイスを解除する
アドビアカウントの管理 https://account.adobe.comにアクセスします。
「アカウントとセキュリティ▽」→「ログインとセキュリティ」→ログイン中のデバイスの右にある(すべてのログインを切断)を選びます。
次に「プランとお支払い▽」→「認証済みのデバイス」→使用中のPC以外があれば(認証を解除)します。
まとめ
Photoshopの生成機能は非常に便利な機能ですが、レイヤーの状態やネットワーク接続など、使用環境が限られており初心者にはわかりにくい状態になっています。
Photoshopの生成塗りつぶし機能がうまく動作しないときは、選択範囲やレイヤーの状態、ソフトウェアのバージョンをなど確認してみてください。これらのポイントを押さえることで、生成塗りつぶしがスムーズに行えるようになるはずです。
ぜひ、これらの解決策を試して、Photoshopの作業効率を向上させてください。
Photoshopのその他のトラブル情報についてはこちらにまとめています。
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