Photoshop新機能「オブジェクトを回転」を徹底解説!2D画像が3Dのように動く時代へ

Photoshop新機能「オブジェクトを回転」を徹底解説!2D画像が3Dのように動く時代へ Photoshop最新情報

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Photoshopの新機能「オブジェクトを回転」のリリース

2026年3月12日、AdobeがPhotoshopベータ版のアップデートを公開しました。

今回のアップデートで最も注目を集めているのが、「オブジェクトを回転」という新機能です。

2Dの平面画像をまるで3Dオブジェクトのように回転・角度変更できる、ゲームチェンジャー的な機能です。

新しい編集機能として追加されたこの機能、どのように使うのかを詳しく見ていきましょう。

「オブジェクトを回転」とは?

従来のPhotoshopで画像を回転させる場合、あくまで平面的な2D回転(時計回り・反時計回り)しかできませんでした。

今回新しく追加された「オブジェクトを回転」は、生成AIの力を利用して「見えない部分を推定して作る」という全く新しいアプローチです。

例えば、「正面を向いた車の写真を斜め前から見た角度に変える」ということが可能になります。

これまで別アングルの写真を撮り直すか、3Dソフトを使わなければできなかったことが、Photoshop内で簡単に実現できるようになりました。

「オブジェクトを回転」の使い方ガイド

Photoshopのオブジェクトを回転

操作は非常にシンプルで、以下の3ステップだけです。

  1. 適用させるレイヤーを選択する
    • 背景レイヤーには変形が適用できないので、 Ctrl(MacはCommand)+J で通常レイヤーとしてレイヤーを複製しておくとよいです。
  2. 自由変形 Ctrl(MacはCommand)+T のショートカット操作後、コンテキストタスクバーに表示される「オブジェクトを回転」を選択
    ※または「編集」メニューから「オブジェクトを回転」を選択
  3. 回転を調整して「完了」をクリックして適用する

レイヤーを選んだあと、おなじみの変形ショートカットからアクセスできるのは、既存ユーザーにとってもわかりやすいですね。

事前に物体の切り抜きをしていなくても、ステップ2の段階で、自動的に被写体を選択が機能し切り抜かれます。

コンテキストメニューのオブジェクトを回転
コンテキストメニューの「オブジェクトを回転」

3種類の回転モード

「回転」「傾き」「パース」の3種類のハンドルによる調整が可能です。ハンドルを上下や左右にドラッグして調整します。

それぞれの違いを整理しましょう。

Photoshopのオブジェクトを回転の3種類の回転モード
モード動き使いどころ
回転水平方向に回転(左右に向きを変える)商品を横から見せたいとき
傾き垂直方向に回転(上下に傾ける)見上げる・見下ろす角度に変えたいとき
パース前後方向に動かすような変化遠近感や奥行きを調整したいとき

「オブジェクトを回転」と「調和」の組み合わせが強力

回転の調整後はレイヤー」メニュー→「調和を使うことで、背景画像となじませることができます。

別画像から合成したオブジェクトのライティングや色調は、背景と微妙にズレてしまうことがあります。

調和機能を使えば、AIが自動で背景との色のなじみや落ちる影まで調整してくれます。

合成っぽさを消す後処理まで一気に完結できるのは、実務でも大きな時短になりますね。

プロパティパネルを使った調整

「プロパティパネル」を表示しておけば、「オブジェクトを回転」の回転角度を数値入力でコントロールすることもできます

Photoshopのオブジェクトを回転のプロパティ

プロパティパネルは「ウィンドウ」メニュー→「プロパティ」で表示できます。

利用条件と注意点

「オブジェクトを回転」を利用するにあたって、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

クレジット消費

1回につきFirefly生成クレジットを20消費するため、使いすぎに注意が必要です。

提供状況

現在はベータ版のみの提供となっている(v27.5)ため、正式版ではまだ利用できません。

アクセス方法

デスクトップ版Photoshopを利用できるユーザーは、Creative Cloudアプリケーションから、Photoshopベータ版をインストールしてアクセスが可能です。

Photoshopが利用できるプランは以下です。

  • 単体プラン
  • フォトプラン
  • Creative Cloud Pro
  • Creative Cloud Standard

「オブジェクトの回転」についてのよくある質問

どのバージョンのPhotoshopで使用できる?

Adobe Photoshopベータ版 27.5で使用可能です。

操作中に画像が粗く見えるのはなぜ?

変換されたオブジェクトを回転させている間は、低解像度のプレビュー状態になるためです。

変更後に「完了」ボタンを押して確定させることで、画像が綺麗に表示されます。

使用するのにコスト(クレジット)はかかる?

「生成クレジット」を消費します。ただし、最初の3回まではクレジットを消費せずに使用できるとのこと。

どのような場面で使える?

例えば、別の場所で撮った背景に人物を配置する際、この機能を使って人物の向きや角度を調整して影を付けることで、背景のアングルに合わせた自然な合成が簡単に行えます。

背景画像は回転できる?

物体がほぼ画面内に収まっているものしかうまく回転できません。背景は物体が途中で切れているために回転できないことが多いです。

背景レイヤーは回転できる?

レイヤーパネル一番下の「背景」となっているレイヤーは、直接変形や回転を適用できません。

レイヤーパネルで背景レイヤーをダブルクリックしてレイヤー0にするか、Ctrl(MacはCommand)+Jキーでレイヤーを複製して試してみてください。

商用利用は可能?

Photoshopベータ版は商用利用が許可されていません。2026年3月現在、オブジェクトを回転はベータ版のみの提供なので、正式版でのリリースを待ちましょう

角度の再編集は可能?

コンテキストタスクバーから、「回転を編集」オプションを選択すると、回転を再調整できます

まとめ

「オブジェクトを回転」は、AIを活用したPhotoshopの進化の中でも特にインパクトの大きい機能です。

商品撮影の差し替え、ポートレートの角度修正、合成素材のアングル調整など、クリエイターの作業を根本から変える可能性を秘めています。

現時点ではベータ版限定ですが、ぜひ積極的に試して感触を掴んでおくことをおすすめします。正式リリースが待ち遠しいですね!

情報は2026年3月時点のものです。

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