Photoshopを使うためのパソコン選び
Photoshopに最適なパソコンを選ぶ際のポイントとは?
Photoshopで快適に作業をおこなうために、どんなパソコンを選ぶべきでしょうか。
グラフィックデザインや写真編集の作業を効率的に進めるには、パソコンの性能が重要です。しかし、CPUやメモリ、グラフィックカードなど、専門用語が多くて難しいと感じる方も多いでしょう。
このページでは、Photoshopに最適なパソコンを選ぶ際のポイントを、初心者の方にもわかりやすく解説します。
サイト上でカスタマイズが容易なことと、価格がリーズナブルなこと、ある程度知名度があるというところでマウスコンピューターのパソコンの中からPhotoshopにおすすめのパソコンを紹介します。
Photoshopを使う前提で、初めてのパソコンを買う場合やパソコン買い替える場合、以下のような点に気を付けるといいです。
- 処理速度
- Photoshopをスムーズに動作させるために性能が高いCPUが必要
- メモリ不足を避ける
- Photoshopは多くのメモリを消費するため、大容量メモリが必要
- グラフィックカードの性能
- Photoshopでスムーズに画像表示するために、高性能なグラフィックカードが必要
- 最新ソフトウェアへの対応
- 古いパソコンを買うとPhotoshopの新バージョンへのアップデートに追いつけなくなる
Photoshop向けおすすめパソコン
それでは、上記のような点を踏まえてPhotoshopに最適なパソコンを紹介していきます。
ここで紹介するのは3台です。
- 基本的にはいちおしのPCを選んでおけば問題ありません
- 初心者の方でモニターやペンタブレットを選ぶのが難しい場合は、セットパソコン
- ノート型を希望している方のために、ノートパソコンも選択肢に加えました
おすすめのデスクトップパソコン
DAIV FX-I9G90が結論としてはいちおし
Photoshop向け万能パソコンDAIV FX-I9G90
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i9-13900KF プロセッサー |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 4090 |
メモリ | 標準容量64GB (32GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 2TB (NVMe Gen4×4) |
無線 | Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 |
保証期間 | 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート |
一番におすすめのデスクトップパソコンはDAIV FX-I9G90です。
価格は2024年10月現在、639,800円(税込)です。スペックにおいてはCPUにおいてもグラフィックス、メモリにおいても文句なしのスペックとなっています。
RTX4090を搭載しているので、画像生成AIや動画編集にも適したパソコンになっています。
できればM.2 SSDをもう一基増設して、「一基を起動ディスク、もう一基をPhotoshopの仮想記憶ディスク」に割り当てたいです。
※仮想記憶ディスクについてはPhotoshopの環境設定の記事を参考にしてください。
DAIV FM-A5G5A (イラスト向け液晶ペンタブレットセット)も初心者にはいい選択
初心者向けモニタ・液晶ペンタブレットセットパソコンDAIV FM-A5G5A (イラスト向け液晶ペンタブレットセット)
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen™ 5 7500F プロセッサ |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 3050 |
メモリ | 標準容量16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 1TB (NVMe Gen4×4) |
無線 | 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 |
保証期間 | 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート |
そこそこの性能のパソコンでいいので、Photoshopが使えるパソコンをセットで一式買いたいという方は、DAIV FM-A5G5A (イラスト向け液晶ペンタブレットセット)も選択肢に入れていいと思います。
価格は2024年10月現在、セットで269,800円(税込)です。
モニタ「iiyama ProLite XUB2797QSN-B1」、液晶ペンタブレット「Artist13.3 Pro」がセットになっているため、初心者の方が悩まずにセットで購入したい場合にぴったりです。
本体性能については大きな画像もガリガリ使いたい方にとっては、価格相応でやや物足りないところはあります。
商品名こそ「イラスト向け」ではありますが、画像のレタッチにも十分使えるパソコンです。
購入時にメモリを初期の16GBにさらに16GBプラスして、32GBにしたいところです。
また、M.2 SSDをもう一基増設して、「一基を起動ディスク、もう一基をPhotoshopの仮想記憶ディスク」に割り当てたいです。
【番外編】DAIV FX-I7G6T(動画・画像編集向けセット)はおすすめではないのか?
モニタと「TourBox NEO」のセットDAIV FX-I7G6T(動画・画像編集向けセット)
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i7-14700F プロセッサー |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 4060Ti |
メモリ | 標準容量32GB (32GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 2TB (NVMe Gen4×4) |
無線 | Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 |
保証期間 | 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート |
DAIV FX-I7G6T(動画・画像編集向けセット)は、クリエイター向けデスクトップPCと「TourBox NEO」のセットです。
価格は2024年10月現在、309,800円(税込)です。
TourBox NEOはいわゆる左手用デバイスで、ダイヤル・ボタンに操作を割り振って、操作補助ができるものです。
Photoshopでは慣れてくるとキーボードショートカットで操作する方が、操作スピードが速いです。このセットを購入した場合、TourBox NEOによく使うキーを、ダイヤル・ボタンに割り当てていくことになります。
しかし、Photoshop使用においてはA~Zキーや、Ctrl(Command)+Alt(Option)+Shiftなど多数のキーを使用するため、どうしてもTourBoxでは割り振れるキーの数が足りないです。
実際の操作では、結局キーボードとTourBox NEOを両方使用することになり、わずらわしさを感じることになります。
以上のような点から、Photoshopで仕事ををする人が左手デバイスを使うことは、実際の現場では多くないです。
おすすめのノートパソコン
クリエイティブノートパソコンDAIV N6-I9G90BK-B
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i9-14900HX プロセッサー |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 4090 Laptop GPU |
メモリ | 標準容量64GB (32GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 1TB (NVMe Gen4×4) |
パネル | 16型 液晶パネル (ノングレア / DCI-P3 カバー率99% / Dolby Vision対応) |
無線 | Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 |
保証期間 | 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート |
Photoshop向けノートパソコンのおすすめは、DAIV N6-I9G90BK-Bです。
価格は2024年10月現在、569,800円(税込)です。
ノートパソコンの中でもハイスペックな部類になります。
グラフィックスはRTX4090 “Laptop GPU“なので、デスクトップ用のRTX4090よりは劣りますが、ノートパソコンとしては最高レベルです。
できればM.2 SSDをもう一基増設して、「一基を起動ディスク、もう一基をPhotoshopの仮想記憶ディスク」に割り当てたいです。
Photoshopで使うPCで重視するポイント
上で挙げたパソコンはどのような基準で選んでいるか、ここから解説します。
Photoshopに使うPCは、この4つのスペックを重視して選ぶ必要があります。
- CPU(「プロセッサ」は同じ意味です)
- グラフィックス(「グラフィックカード・グラフィックボード・ビデオカード・GPU」などは同じ意味です)
- メモリ容量(「RAM容量」は同じ意味です)
- M2. SSD
具体的なおすすめスペックは次の表のようになります。すべて処理速度と画面表示の速度に影響するので、これらのスペックが高いほど作業がスムーズになります。
CPU | Core i9またはRyzen9 |
グラフィックス | Nvidia製のGeForce RTX4090 |
メモリ容量 | 32GB~64GB |
M2. SSD | 2TB以上のNVMe SSDを2基搭載 |
その他に追加しておくべきもの
イラスト向け液晶ペンタブレットセット以外の場合、もし価格面で余裕があれば、ペンタブレットを使用するとPhotoshop操作がはかどります。
ペンタブレット
Wacom のペンタブレットについてはマウスコンピューターサイト内では液晶ペンタブレットしか選ぶことができません。液晶画面付きではない安価なペンタブレットでもPhotoshopで使うには十分役立ちます。
モニター
色について正確に表示する必要がある場合、ディスプレイについてはEIZOのカラーマネジメント可能なものがベストです。
印刷・デザイン作業で色を正確に表示する必要がなければ、マウスコンピューターのサイト上でカスタマイズで追加できる安価なモニターでもいいと思います。
参考
Photoshop のスペックの記事ではPhotoshopに最適なPC環境がどのようなものなのか、ハードウェアの構成をさらに詳細に説明しています。是非あわせてご覧ください。
Photoshopの基本的な使い方はこちらにまとめています。初心者の方にもわかりやすいようにまとめていますのでぜひご覧ください。
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