画像を手描きイラスト風に変換するPhotoshopのアクションを作りましたので公開します。
人物ポートレイト画像約20種の長辺2000pixel~8000pixel程度の画像でテストしたので、どんな画像でもそこそこきれいに、イラストっぽく仕上がると思います。
ポートレイトでバストショットの場合、長辺6000pixel前後が最もきれいに出ると思います。
イラスト加工Photoshopアクションの適用例
カラー人物画像への適用
左がカラーの人物画像に適用してみました。左が元画像、右がアクション適用後の画像です。

右の適用後の画像を拡大表示したものです。

こちらは別の画像にも適用してみたものです。こちらの画像は引いてみると見栄えはいまいちの気がします。

拡大画像です。目あたりの表情はなかなかいいのではないでしょうか。

顔アップ画像への適用
顔のアップショットでの適用は最も見栄えがいいと思います。

拡大するとこのような感じです。眉毛の表現は気に入っています。

男性でも試してみました。

拡大すると見ごたえがあります。

モノクロ人物画像への適用
続いてモノクロの人物画像です。

拡大版。陰影がきれいに出ています。

風景画像への適用
風景画像に適用しても、おもしろい結果になることが多いです。

地面の表現がイラストと実写の間くらいの感じでうまくいっていると思います。

動物画像への適用
画像に有機的な曲線があるときれいに加工できます。


人工物への適用
固いものには向かないと思いましたが、ものによってはおもしろい結果になります。


油彩フィルターを使っている関係で角は丸まりやすい傾向があります。
イラスト加工Photoshopアクションの解説
標準で入っている「カットアウト」というフィルタの見た目が好きなのですが、あと一歩自分が好きな見た目にならないところがあったりするので、そこを補完できるように自分で作ってみたという感じです。
カットアウトをかけた後に他のフィルターで細部を追加して、油彩フィルターで細部をゆがませています。
注意点として暗部にブロックノイズが発生することがあります。
Photoshop2020以降では動作確認しています。
実写っぽさを残しつつイラスト感もある、なかなかおもしろい見た目になっていると思うので、ぜひダウンロードしてお手元の画像でお試しください。
フィルターなどの工程が後からわかるように、レイヤーも残しながら動くようになっています。お好みで組み替えていただくのもいいかもしれません。
楽しんでいただければ幸いです。
生成された画像は自由に私用利用・商用利用していただいても問題ありません。すみませんが、アクションファイル自体の再配布・販売などはご遠慮ください。
You are free to use the generated images for personal or commercial use. But please do not redistribute or sell this action file.
Photoshopのペイントブラシセットについては以下の記事に書いています。
Photoshopのその他のテクニックについてはこちらにまとめています。ぜひご覧ください。
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