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DxO PhotoLab 7のレビューと使い方 新たにカラーチャート/LUT対応

DxO PhotoLab 7のレビューと使い方 新たにカラーチャート/LUT対応 画像アプリケーション

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DxO PhotoLabとは

DxO PhotoLabはフランスのDxO Labsが開発・販売している、RAWデータの現像アプリケーションです。

2023年9月27日に最新バージョンのDxO PhotoLab 7がリリースされました。

DxO PhotoLab 7の起動画面

この記事ではDxO PhotoLab 7の使い方や新機能、筆者がDxO PhotoLab 7を実際に使ってみた感想をレポートします

DxO PhotoLab 7 ELITE / ESSNTIALの価格

DxO PhotoLab 7の価格は以下のとおりです。旧バージョンの PhotoLab 5 / PhotoLab 6からのアップグレードも可能です。

エディション新規購入価格PhotoLab5/PhotoLab6からの
アップグレード価格
ELITE(エリート版)25,900円11,900円
ESSENTIAL(エッセンシャル版)16,500円9,500円

DxO PhotoLab 7はDxO公式サイトから購入できます。販売代理店を通すと割高になることが多いので、公式サイトからの購入がいいと思います。

DxO PhotoLab 7のセール・キャンペーン情報

DxO PhotoLabは年に数回セールが行われます。

現在セールが行われているかどうかは、公式ページから確認できます。

DxO Labsのセール情報は、以下のリンクから確認できます。

DxO PhotoLab 7で対応しているカメラ・レンズ

DxO PhotoLab 7のレンズプロファイル

現在販売されているカメラ・レンズはほぼ網羅されています。

  • カメラについては、キヤノン、ニコン、ソニー、フジフイルム、オリンパス、パナソニックなどの主要なメーカーが含まれています。
  • レンズについては、キヤノン、ニコン、ソニー、タムロン、シグマなどの主要なレンズメーカーが含まれています。

ELITE版は新しくFujiFilm X-Transセンサーにも最適化されています。新しく発売されたものも、最新版のDxO PhotoLabのアップデートにより順次対応していきます。

DxO PhotoLab 7の新しいカメラのサポート

最新バージョンの対応カメラ・レンズは随時更新されています。以下のページから対応リストを確認することができます。

DxO PhotoLabで現在対応しているカメラ・レンズのリスト

DxO PhotoLab 7のメリットとデメリット

RAWデータの現像アプリケーションは、DxO PhotoLabのほかにも多数あります。

代表的なものはLightroomやPhotoshop、Capture Oneなどがあります。

DxO PhotoLabのメリットは価格設定です。

買い切り型の販売なので継続的に利用する場合、3つの代表的な現像アプリケーションの中で価格メリットが最も大きいです。

現像アプリケーション契約形態価格
DxO PhotoLab永久ライセンス25,900円(ELITE)
16,500円(ESSENTIAL)
Lightroom / Photoshopサブスクリプション単体プラン4,380円/月(52,560円/年)
Capture One永久ライセンス / サブスクリプション50,845円 / 2,536円/月

デメリットは小さいウインドウでしか、高精細ノイズ除去の結果をプレビューできないことがあげられます。実際に現像しないとノイズ除去をフル画面で表示することができません。

とはいえ、現像自体にかかる時間も短いです。実際に現像をしながら確かめるということも可能です。

DxO PhotoLab 7の新機能

カラーチャートを使ったキャリブレーション

DxO PhotoLab 7のカラーチャートを使ったキャリブレーション

カラーチャートを使ったカラーキャリブレーション機能が搭載されました。カラーチャートを撮影しておくことで基準色に合わせた自動的な色調整が可能になります。

この機能に対応しているのは下記のカラーチャートです。

  • Calibrite ColorChecker Classic
  • Calibrite ColorChecker Passport Photo 2
  • Datacolor Spyder Checkr 24
  • Datacolor Spyder Checkr
  • Datacolor Spyder Checkr Photo 24
  • Datacolor Spyder Checkr Photo

カラーチャートを使ったカラーキャリブレーション機能は、ほかの現像アプリケーションには標準搭載されておらず、正確な色再現が必要な撮影では重宝する機能です。

LUT(ルックアップテーブル)が搭載

DxO PhotoLab 7のLUT機能

17種類のLUTプリセットを使って画像のカラーをシネマティックに変更したり、用意した.cube形式のLUTファイルを使って正確な色再現ができるようになりました。

DxO PhotoLab 7の主要機能

DxO PhotoLab 7の主要機能はRawデータの現像です。Rawデータを現像する機能についてはAdobe LightroomやCapture Oneと同等の機能が備わっています。

DxO PhotoLab 7の特徴となるのが、以下のDxO独自技術です。

ClearView Plus

DxO PhotoLab 7のClear View Plus

空気による光の拡散を抑えて、くっきりとした画像のコントラストをよみがえらせる機能です。

ClearView Plusを用いることで、空気の層が一段取り払われたような効果を得ることができます。

DeepPRIME XD

DxO PhotoLab 7ののDeep PRIME XD

新しいDeepPRIME XD技術はノイズを除去しつつ、画像の細部をよみがえらせるという複雑な作業をニューラルネットワーク(AI)を用いて実現させます。

この機能がDeepPRIME XDはPhotoLab6の主要機能と言っていいと思います。

DxO Lab独自のカメラ・レンズ補正

DxO PhotoLab 7でサポートされているカメラ・レンズ

DxO Labが20年間にわたって研究したカメラやレンズごとのカスタム設定値を使用して、シャープネス・レンズゆがみ・色収差・周辺光量落ちなどを補正します。

現在対応しているカメラ・レンズのリスト

独自のカラーホイール

DxO PhotoLab 7のカラーホイール

独自に設計されたカラーホイールで、直感的なカラー操作が可能です。

DxO PhotoLab 7の対応機種

Windows

最小システム要件推奨システム構成
CPUIntel® Core™ または AMD Ryzen™(4 コア)Intel® Core™ プロセッサまたは AMD Ryzen™(8 コア)
メモリ8GBのRAM16GBのRAM
ディスク容量4GBのハードディスク空き容量4GBのハードディスク空き容量
システムMicrosoft® Windows® 10 version 20H2 または 11(64 ビット)Microsoft® Windows® 10 version 20H2 または 111(64 ビット)
DeepPRIME および DeepPRIME XD の利用:NVIDIA RTX™ 2060、AMD Radeon™ RX 6600 以上

Mac

最小システム要件推奨システム構成
CPUあらゆる CPUApple Silicon™ M1
メモリ8GBのRAM16GBのRAM
ディスク容量4GBのハードディスク空き容量4GBのハードディスク空き容量
システムmacOS 12.6.8(Monterey)macOS 12.6.8(Monterey)
DeepPRIME および DeepPRIME XD の利用:M1 または AMD Radeon™ Pro RX5700 を搭載した Intel® Mac

DxO PhotoLab 7で使用できるファイル

DxO PhotoLab 7は以下の画像形式をサポートしています。

  • RAW形式の画像
  • DNG形式の画像
  • 8 / 16 ビットのTIFF画像、JPEG画像
  • JPEGファイル
  • PNGファイル

DxO PhotoLab 7のレビュー

新機能でカラーキャリブレーションが便利になった

DxO PhotoLab 7の新機能カラーキャリブレーション

撮影したカラーチャートの範囲を指定すると色を検知してプロファイルが作成され、正確な色再現ができるようになります。

新たに搭載された機能で、現像時の色再現にかける時間の大幅な短縮ができます。

LUTファイルはGoogleでLUT 無料ダウンロードを検索するだけでも数多くのLUTファイルを見つけることができます。

これらのLUTをダウンロードして組み込むだけで、DxO PhotoLabの中でカラーグレーディングすることができます。

初心者でも簡単にカラーグレーディングを始めることができると思います。

ノイズ除去性能があいかわらずめちゃくちゃ高い

DxO PhotoLab 7のノイズ除去性能

DxO PhotoLab 6以降のRawデータノイズ除去は、前世代のアプリケーションとは一線を画すぐらいの画質を担保しています。

この機能があることで、以前よりも格段に高ISO感度時のノイズを気にすることなく撮影ができるようになりました。

粒状感へのこだわり

DxO PhotoLab 7の粒状感追加

フィルムの粒状感のプリセットが豊富です。50種類以上から選べるので、このフィルムの粒状感がシミュレートしたい!というこだわりがある方にも最適です。

DxO Filmpackを購入するとさらに多くの粒状感が選択できます。

DxO PhotoLab vs Adobe Lightroom(Camera RAW)の比較

Adobe LightroomやAdobe Photoshop の現像機能である Camera RAWと比較して、DxO PhotoLabはどういうところにメリット・デメリットがあるのかについて調べてみました。

DxO PhotoLabを使用するうちに、Lightroom(Camera RAW)と比較して「これは!」というところが見えてきたので参考にしてください。

買い切り型のアプリケーション

DxO PhotoLab 7を試す6つの理由

一番大きいのがDxO PhotoLabが買い切り型のアプリケーションだということです。

Adobe Lightroomはサブスクリプション契約が必須のアプリケーションなので、一度購入すれば永続的に利用できるDxO PhotoLabにメリットを感じる方も多いと思います。

DxO PhotoLabの方が感覚的にダイナミックに調整できる

DxO PhotoLab 7のReTouch
  • ほとんどすべてのツールに自動調整機能が備わっていること
  • スライダーでの調整が可能であること

これらの理由から操作が簡易で感覚的に調整できるといえます。設定による変化の度合いもダイナミックでわかりやすいです。

DxO PhotoLab 7になって部分補正の機能がサイドバーに移動しました。これによりさらに部分補正の操作がしやすくなっています。

Adobe LightroomにあってDxO PhotoLabにない機能

Adobe LightroomにあってDxO PhotoLabにない機能は、HDR合成機能とパノラマ合成機能です。

この2つの機能はPhotoshopにもあるので、Photoshopを所持している場合はほぼ問題ないかと思います。

DxO PhotoLab 7 ELITE vs ESSENTIAL の2つのエディション比較

DxO PhotoLab 7にはELITE(エリート)とESSENCIAL(エッセンシャル)の2つのエディションがあります。2つのエディションの内容は以下のようになっています。

ELITE Edition(エリート版)

ELITE Edition(エリート)はフル機能を搭載した完全版です。インストール可能台数は3台まで、アプリケーションの同時起動は1台のみです。

ESSENCIAL Edition(エッセンシャル版)

ESSENCIAL Edition(エッセンシャル版)は安価な機能限定版です。インストール可能台数は2台まで、アプリケーションの同時起動はこちらも1台のみです。

基本的な現像機能が搭載されていますがESSENCIAL Edition(エッセンシャル版)には以下の主要な機能がなく、予算的に可能であればELITE Edition(エリート版)の購入をおすすめします。

DxO PhotoLab 7 ELITE Edition(エリート版)のみの機能
  • 新搭載のカラーキャリブレーションツール
  • 新搭載のLUT機能によるカラーグレーディング
  • DeepPRIMEおよびDeepPRIME XD
  • ソフト校正モード
  • DxO Clearview Plus
  • モアレの除去
  • パースゆがみの補正

DxO PhotoLab 7の無料体験版

DxO PhotoLab 7の無料体験版

公式サイトからDxO PhotoLab 7 ELITE(完全版)の31日間の無料体験版をダウンロードすることができます。
※公式ページタイトルがPhotoLab 5になっていますが間違いです。

画像の保存、透かしなどの制限がない無料版なので、購入前に機能を体験してみることをおすすめします。

DxO PhotoLab 7の使い方

アプリケーションの起動

  • Windowsの場合はデスクトップの「DxO PhotoLab 7」アイコンをダブルクリックするか、Windowsメニュー→「すべてのアプリ」からDxO PhotoLab 7を選んでクリックします。
  • Macの場合は「アプリケーションフォルダ」からDxO PhotoLab 7アイコンをダブルクリックします。

DxO PhotoLab 7の初期画面

DxO PhotoLab 7の初期画面

最初の起動ではデフォルトの補正プリセットを選択することになります。特にこだわりがない場合は「DxO標準」で問題ありません。色補正などを完全に手動で行いたい場合は「DxO光学補正のみ」や「修正なし」を選択します。

DxO PhotoLab 7のDxO Hub画面

次にDxOの最新情報が表示されます。この画面は毎回表示されるのが面倒な場合は、「起動時に表示」から「アップデートが利用可能になった際」や「表示しない」を選択できます。

「表示しない」を選んだ場合も「ヘルプ」メニュー→「DxO Hub」で再表示できるので安心です。

ライブラリから編集したい写真を選択

DxO PhotoLab 7のライブラリ画面

初期画面ではライブラリ表示になります。左側で指定しているフォルダ内の画像が表示されます。

外部ディスク内のフォルダにRawデータが入っている場合は、左側から「PC」などのフォルダをクリックしてフォルダを指定します。

DxO PhotoLabはライブラリ内のRawデータのカメラ情報を検出して、自動的に光学モジュールをダウンロードします。

光学モジュールのダウンロードは新しいRawデータが見つかり次第おこなわれます。光学モジュールは一度ダウンロードすれば記憶されます。

DxO PhotoLab 7のカメラプロファイル検出
DxO PhotoLab 7の光学モジュールのダウンロード

ライブラリから現像・調整したい画像をダブルクリックすると、「フォトライブラリ」から「設定」画面に切り替わり、各現像ツールを使用できるようになります。

DxO PhotoLab 7の設定画面

画面上部のツール

DxO PhotoLab 7のツール

画面中央上部にあるアイコンで画像の表示切り替えや、簡単な補正を行います。各アイコンの機能は以下のとおりです。

DxO PhotoLab6の画像比較元画像と補正後の画像の比較
DxO PhotoLab6の全画面表示全画面表示に切り替え
DxO PhotoLab6の画面にフィットウィンドウサイズに合わせて表示
DxO PhotoLab6の等倍表示ピクセル等倍表示
DxO PhotoLab6のズーム倍率表示倍率の切り替え
DxO PhotoLab6の切り抜きツール画像の切り抜き
DxO PhotoLab6のホワイトバランスホワイトバランスの補正
DxO PhotoLab6の水平補正画像の水平を設定して角度補正
DxO PhotoLab6の角度補正画像の垂直・水平を設定して角度補正
DxO PhotoLab6のレタッチツール画像の一部を消す
DxO PhotoLab6の赤目補正赤目補正

補正ツールの使用

DxO PhotoLab 7の補正ツール

画面右上部にある項目から、編集したいツールを選択します。例えば、「ライト」を選択すると、写真の明るさやコントラストを調整することができます。

各アイコンをクリックすることで、下の設定の表示が切り替わります。

ライト

DxO PhotoLab 7のライトツール
露光補正明暗の程度を調整
DxO Smart Lighting明るすぎて飛んでいるところ、暗すぎてつぶれているところを自動で調整
選択的トーン補正トーンの明暗によって個別に明暗を手動で調整
DxO ClearView PlusDxO ClearView Plusを用いて画像のかすみを除去
コントラスト明暗の強調、マイクロコントラストは細部の明暗
トーンカーブカーブをクリックしてカーブを編集することで明暗を調整、ガンマ値でも補正可
ヴィネット画像周辺の光量を補正

DxO Smart Lightingは明るい部分・暗い部分を適度な明るさに補正します。

DxO Smart Lightingの効果
DxO Smart Lightingの効果

DxO ClearView Plusはかすみを除去してくっきりさせる効果があります。

DxO ClearView Plusの効果
DxO ClearView Plusの効果

DxO Smart Lightingで明るさを補正したときに、ハイライトの階調が圧縮されてしまうことがありました。
この現象は、最初に「露光補正」→そのあと「DxO Smart Lighting」にすることで回避することができました。

まずは「露光補正」で適度な明るさに調整することを忘れなければ、大丈夫です。

カラー

DxO PhotoLab 7のカラーツール
作業色域DxOワイド色域とレガシー色域を選択(DxOワイド色域を推奨)
RAWホワイトバランス色温度と色相を補正
カラー / モノクロレンダリングカメラプロファイルやDxO FilmPackを用いた色の補正
LUTグレーディングLUTファイルを使ったカラーグレーディング
「インポート(.cube)」から読み込みも可(メニューを上にスクロールしないと出てこない)
※DxOワイド色域でのみ使用可
スタイル – 調色処理モノクロやセピア調の処理
HSLカラーホイールを用いた色範囲ごとの色相の調整(スポイトで範囲指定が可能)
チャンネルミキサーモノクロ時の色域ごとのトーン調整
ソフト校正色変換した際の色の傾向を確認(カラープロファイルの読み込みが可能)

ディテール

DxO PhotoLab 7のディテールツール
DxO Denoising TechnologiesDeepPRIME機能を用いたノイズ除去
Deep PRIME・Deep PRIME XDの効果は小さいウィンドウでしか確認できないので注意
レンズシャープネスの補正レンズ特性によるシャープネス調整
色収差レンズによる輪郭部の色にじみを補正
ReTouch画像の他の部分を用いて一部を消す
アンシャープマスクシャープネス調整
モワレ布目などの細かいパターンが縞になってしまう現象(モアレ)を補正
赤目修正瞳が赤く写ってしまったときに使用
DxO Denoising Technologies の詳細
  • 高画質 (すべてのRGBファイル): 標準のノイズ除去機能です。 RGB (JPEG、TIFFなど) でも RAW でも、画像を開くと自動的に適用されます。
  • PRIME (RAW ファイル、ELITE 版 ): ディテールと色を保存する高度なノイズ除去機能です。DxO PhotoLab の ELITE 版で RAW ファイルにのみ適用できます。 PRIME / DeepPRIME / Deep PRIME XD の結果はノイズ除去パレットのプレビューウインドウにのみ表示されます。
  • DeepPRIME (RAW ファイル、ELITE 版 ): デモザイク処理テクノロジーとAIテクノロジーをベースにしたノイズ除去です。 DxO PhotoLab の ELITE 版で RAW ファイルにのみ使用できます。
  • DeepPRIME XD (RAW ファイル、ELITE 版): DeepPRIME テクノロジーを進化させた DeepPRIME XD では、ディテールをさらに深く引き出すことができます。
ノイズ除去性能比較

ジオメトリ

DxO PhotoLab 7のジオメトリツール
撮影距離EXIF情報(カメラ情報)に撮影距離が登録されていないときに入力して、自動補正の精度を上げる
水平撮影時の傾きを補正
クロップ画角の切り抜き
ディストーションレンズによる湾曲の補正
パース補正ツールで画像の垂直や水平を指定して傾きを補正

透かしと効果

DxO PhotoLab 7の透かしと効果ツール
Instant Watermarking画像内にロゴなど(画像またはテキストツール)を挿入
フィルタDxOFlimPackプラグイン(要ライセンス)を使ったフィルタ処理
粒状感フィルムを選択して粒状感を高精細にシミュレート
クリエイティブヴィネット周辺光量のシミュレート
ブラー周辺ブラーやソフトフォーカスのシミュレート
フレーム指定したサイズの縁を追加
テクスチャ紙などのテクスチャの追加
光漏れフィルムの光漏れによる感光をシミュレート

部分調整

DxO PhotoLab 7の部分調整ツール
マスクのオプション部分調整の範囲指定
露光明るさを調整
選択的トーン補正トーンのレンジごとに明るさを調整
DxO ClearView PlusDxO ClearView Plusを用いて画像のかすみを除去
コントラスト明暗の強調、マイクロコントラストは細部の明暗
ホワイトバランス色温度と色相を補正
HSLカラーホイールを用いた色範囲ごとの色相の調整(スポイトで範囲指定が可能)
シャープネスシャープネスの調整
ブラーぼかしの調整

書き出し

現像設定ができたら、画面右下の「ハードディスクにエクスポート」をクリックして画像を保存します。

DxO PhotoLab 7の画像書き出し

ハードディスクにエクスポート」ボタンが表示されていない場合は、画面中央下の をドラッグしてサムネイルを表示させると出てきます。

JPEG / TIFF / DNG形式での書き出しができます。

またAdobe Lightroomへの書き出しにも対応しています。

DxO PhotoLabのチュートリアル動画

DxO公式YouTubeでDxO PhotoLab 5のウェビナー動画が公開されています。二つ前のバージョンですが使い方自体は同じところが多いので参考になると思います。

DxO PhotoLab 7の購入方法

DxO PhotoLab 7の購入方法はとくに難しいものではありません。
まずはDxO PhotoLab 7の公式サイトへ。

DxO PhotoLab 7の公式サイト

購入する」をクリック。

次のページで再度「購入する」をクリック。(旧バージョンからのアップグレードの場合は「アップグレード」をクリック)

DxO PhotoLab 7の購入画面

アカウント情報はアルファベットと数字で入力する必要があります。

DxO PhotoLab 7の購入時アドレス記入画面

支払い方法を選択します。PayPalPayPayではないまたはクレジットカードが使用できます。
日本で発行された VISA / Master / AMEX のクレジットカードでも問題ありません。

DxO PhotoLab 7の購入時の支払い方法

カード番号と有効期限、クレジットカード裏面のセキュリティコードを入力します。

DxO PhotoLab 7購入時のクレジットカード情報入力画面

支払いが終了すると、ライセンス認証コードがメールで送られてきます。DxO PhotoLab 7を起動させて、認証コードを入力すればDxO PhotoLab 7が使用可能になります。

もし体験版を使っていた場合でも、認証コードが入力できればそのまま製品版として使用可能です。

まとめ

DxO PhotoLab 7は画像のノイズ除去や色調整に優れた現像アプリケーションです。

ノイズ除去は相変わらず強力です。

DxO PhotoLab 7ののDeep PRIME XDのデノイズ性能

気をつけておきたいところはノイズ除去機能の「Deep PRIME」や「Deep PRIME XD」はRawデータにしか適用できないところです。AIを使わない通常のノイズ除去であれば、Rawデータ以外にも適用可能ですが効果は弱くなります。

jpg、tiff など、Rawデータではない形式にはTopaz Photo AIなど他社のアプリケーションを使う手もあります。

記事内にも書きましたが現像中は「Deep PRIME」や「Deep PRIME XD」の効果は、操作パネル内の小さいウィンドウでしか確認できないので注意が必要です。

また、前バージョンから搭載されている「DxOワイド色域はAdobe RGBよりも広い色域をもつので、より豊かな色再現ができ、DxOの売りポイントになっています。

DxO PhotoLab 7はDxO公式サイトから購入できます。

画像アプリケーションについての情報はこちらのページにまとめています。
ぜひご覧ください。

画像アプリケーション
画像を取り扱うアプリケーションの情報をお知らせします。
この記事を書いた人

Photoshopと画像・動画アプリケーション情報を発信。
美術大学時代に絵画を専攻。独学でPhotoshopを学び、レタッチカンパニー数社を経て現在はCG・動画アーティスト。Adobe Japan Prerelease Adviser。
Mdn「デザインのネタ帳 プロ並みに使える写真加工 Photoshop」共著。

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