PureRef とは
- 画像を作るときに常にイメージ見本を表示させたい
- 見本画像を見ながら作業したいけどウィンドウの切り替えが面倒
- たくさんの画像を並べてそれを見ながら作業したい
こんなとき画像ビューア PureRef が役に立ちます。PureRef はいろいろな画像を見本として常に表示しておくためのPCアプリケーションです。
PureRef は現状はおもに 3DCG 系の人が使っていることが多いですが、2D 系のレタッチ・イラストの人でもかなり役立つはずです。
使用環境
Windows Mac Linuxで使用可能です。
- Windows:Windows7以降
- Mac:MacOS10.12以降
- Linux:Ubuntu14.04 以降および CentOS7 では動作確認されていますが、ほとんどのディストリビューションで使用可能
使える画像形式
主な画像形式には対応しています。Illustrator の.aiファイルには対応していません。
BMP, DDS, GIF(アニメーションGIFの場合は最初のフレームのみ), ICNS, ICO, JPEG, JP2, MNG, PBM, PGM, PNG, PNM, PPM, PSD, TIFF, WEBP, XBM, XPM, TGA, SVG, EXR
PureRef のダウンロード
公式 Download ページからダウンロードすることができます。
まずは今使っているプラットフォームを選びます。
次に価格を選択します。「€10 」と 「€5」「Custom Amount(任意の額)」が選択できます。
無料(€0と入力)でダウンロードして使用することも可能ですが、寄付も受け付けています。
頻繁に使用する場合は寄付をしましょう。(当ページはプロモーションではありません。念のため。)
支払方法はPaypal、VISA、Master Card のどれかです。
筆者もこの機会に寄付をしました。€5で約700円です。寄付するとかわいい犬のアニメーション GIF が見られます!
PureRef のインストール
PureRef のインストール画面です。Windows 版で説明します。
ライセンス許諾です。通常の使い方だと特に気にする項目はないです。
アプリケーションは商用利用可で、画像をネット上にアップされる心配もありません。
インストール場所を指定します。
ファイルタイプの関連付けです。ファイルをダブルクリックでPureRefを立ち上げたい場合、ここで指定します。
「Install」をクリックでインストールが始まります。
PureRef のおもな使い方
PureRef を起動させるとこのような画面になります。
PureRef のウィンドウの移動・リサイズ
ウインドウの位置の移動は、ウィンドウ上で右ボタンドラッグです。
ウィンドウの”上下左右端”や”四隅”にカーソルを合わせるとカーソルが以下の図のようになり、ウィンドウサイズを変更できます。
画像の入ったフォルダを開いておいて画像ファイルを PureRef のウィンドウにドラッグすると、PureRef のウィンドウに画像が表示されます。
PureRef の画像の拡大・縮小
画像をドロップしたところです。このままでは画像が大きすぎて全体が見えないので、
Ctrl(Command)とAlt(Option)を押しながら左右ドラッグで画像を拡大・縮小します。
PureRef の画像の位置移動
PureRef のウィンドウ内で画像をドラッグすると画像の位置を変えられます。
このような動作で次々と画像を並べていくことができます。
PureRef のメニュー表示
PureRef のウィンドウ上で右クリックすることでメニューを表示させることができます。
PureRef を常に手前に表示
よく使うのは PureRef のウィンドウを常に手前に表示させるかどうかの設定です。
「Mode」→「Always On Top」にチェックが入っていると常に手前に表示されます。再度「Always On Top」を選ぶと解除されます。
PureRef の画像の消去
配置した画像を消去するときは画像をクリックしてDeleteキーです。
PureRef の拡大・縮小表示
マウスホイールで拡大表示・縮小表示もできます。
PureRef の終了
右クリックから「Close」で PureRef を終了します。
「Close」を選ぶと今画像を並べた状態を保存するか聞いてきてくれます。保存する場合は「Save」、保存しない場合は「Don’t Save」、終了をキャンセルする場合は「Cancel」です。
PureRef の日本語説明
twitterで もちの子もちこさん(@8moti8)が日本語訳エクセル資料を公開されています。
2023年2月現在、まだ閲覧可能でした。
iPad 版・iPhone 版の PureRef
iPad 用には VizRef というアプリがリリースされています。また、iPhone 用にも VizRef Lite というアプリがリリースされています。
どちらも PureRef と同じようにリファレンス画像を表示させておくアプリです。
PureRef のいいところ
動作が軽く、じゃまにならずに好きな大きさで画像を表示しておけるところが、PureRefのいいところです。
ここでは簡単な使い方だけに絞りましたが、細かい機能はかなり多いので、こだわり派の方はいろいろ試してみてください。
見本を表示しておくだけではなく、フォトスタンドのようにお気に入りの画像を飾っておくという使い方もいいですね。
画像アプリケーションについての情報はこちらのページにまとめています。
ぜひご覧ください。
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