- Topaz Video AIとは
- Topaz Video AIの価格
- Topaz Video AIの機能
- Topaz Video AIの使い方
- Topaz Video AIのおすすめ設定
- Topaz Video AIのレビュー
- Topaz Video AIのセール・クーポン情報
- Topaz Video AIの購入方法
- Topaz Video AI 4の無料体験版【製品版と無料版の違い】
- Topaz Video AI 4に必要なPCのスペック
- Topaz Video AI が対応するファイル形式
- Topaz Video AIを高速化するCPU・GPU切り替え設定
- Topaz Video AIのアップデート情報
- Topaz Video AIについてのよくある質問
- まとめ
Topaz Video AIとは
Topaz Video AIの新バージョンv4.0がリリースされました。くわしくはTopaz Video AI 4の記事をご覧ください。
Topaz Video AIとは、アメリカの Topaz Labs がリリースしているAI技術で動画を高画質化するPC用アプリケーションです。
動画高画質化アプリケーションの定番だった「Topaz Video Ehnance AI」の後継アプリケーションとして、2022年10月20日「Topaz Video AI v3.0」がリリースされました。
この記事ではTopaz Video AIの機能と使い方、また筆者が実際に購入して使用したレビューを紹介していきます。
Topaz Video AIの価格
Topaz Video AIの価格は$299(約45,000円 2023/10現在)です。
一年間の無償アップデートが保証されています。一年以内にメジャーなバージョンアップがあってもその時点の最新のバージョンにアップグレードすることができます。
また購入したライセンスは一年を過ぎても永続的に使い続けることができます。
Topaz Video AIには、無料体験版もあるので、動作スピードなどを実際に手元の動画で一度試してみることをおすすめします。
購入後一年以上たっている場合は$149でライセンスを更新すると、再度一年間無償のバージョンアップ保証が受けられます。
また、一年間の無償アップデートライセンスが切れている旧 Video Ehnance AI・Video AI ユーザーにも特別価格が用意されています。
Topaz Video AIの機能
以下はTopaz Video AIの主要な機能です。
- 映像をきれいに拡大
- ノイズを除去してクリアに
- 手ぶれを抑える
- なめらかなスローモーションを作成
- ビデオのインターレース解除
- 高品質なフレームレート変換
映像をきれいに拡大
ノイズやムラを抑えながら8K解像度の動画に拡大することで、古い映像を最高スペックの映像に引き上げます。高度にトレーニングされた AIモデルによって、映像を高精細化します。
ノイズを除去してクリアに
ビデオの細部を精細化しながら、ノイズを除去します。フレームごとのノイズ除去によって発生するちらつきや、その他のムラを最小限に抑えます。
手ぶれをおさえる
手持ちで撮影した映像の手ぶれを、従来の手法のように極端なゆがみやトリミングをすることなく、簡単に補正することができます。
なめらかなスローモーションを作成
通常の撮影映像からなめらかなスローモーション動画を作成します。 Topaz Video AIは、カクつきやもたつきのないスローモーション動画を生成します。
ビデオのインターレース解除
ディープラーニング AI を使用して、画像の鮮明度を維持しながらインターレース動画をプログレッシブ動画に変換します。
高品質なフレームレート変換
カメラでキャプチャされたフレームからなめらかにブレンドできる新しいフレームを生成し、よりスムーズかつより自然にフレームを補間します。
Topaz Video AIの使い方
Topaz Video AIのもっとも簡単な使い方は次のとおりです。
- 動画ファイルの読み込み
- 「PRESETS」でやりたいことを選ぶ
- 「VIDEO」で書き出す形式を選ぶ
- 「Preview」で結果を確認する
- 「Export」で書き出す
動画ファイルの読み込み
Video AI起動直後はこのような画面です。初回起動時は「Activate」をクリックして、Topazサイトで登録したアカウントとパスワードを入力します。
アカウントを入力するとオンラインでアカウントが認証されてファイル選択画面になります。「Browse…」をクリックして動画ファイルを選択するか、動画ファイルを直接ウィンドウにドラッグします。
動画素材が読み込まれました。
画面右側のパネルで処理内容を設定します。以下で上から順に各項目を説明します。
「PRESETS」でやりたいことをえらぶ
「PRESETS」は各項目が自動的に選択されるおすすめの設定です。
ここで高精細化・スローモーションなど、どのような作業をするのかを選ぶと設定が楽になります。
4x slow motion | 4倍のスローモーション |
8x super slow motion | 8倍のスローモーション |
Auto crop stabilization | 手ぶれ補正をしつつ自動で画角を調整 |
Convert to 60 fps | 60FPS動画に変換 |
Deinterlace footage and upscale to HD | インターレースを解除しつつHDサイズまで拡大 |
Upscale to 4K | 動画を4Kサイズまで拡大 |
Upscale to 4K and convert to 60fps | 動画を4Kサイズまで拡大しつつ60FPSの動画に変換 |
Upscale to HD resolution | HDサイズの動画に拡大 |
「VIDEO」で書き出す形式を選ぶ
書き出しする動画の解像度とFPSを選択します。「Original」は元のまま、「Select Width and Height」を選んで自由に設定することもできます。
FPSは多くの場合、以下がよく使われます。
https://canon.jp/business/trend/what-is-framerate
- 24FPS…映画
- 29.97FPS…日本のテレビやDVD
- 30FPS…日本のテレビやDVD
- 60FPS…日本の4K・8KテレビやDVD
「Preview」で結果を確認する
画面中央のパネルでプレビューの再生を操作できます。
各種の設定が終わったら「Preview」をクリックすると「Waiting to preview」と表示されて、プレビューのレンダリングが始まります。
プレビューレンダリングが完了すると、選んだ効果が適用された動画をTopaz Video AIチェックする内でチェックすることができます。
プレビューの表示モードを切り替える
プレビューができ上がると、画面左の3つのアイコンから表示方法を選ぶことができます。
左から 1画面表示 / ワイプ表示 / 2画面表示 です。2画面表示にすると、適用前と適用後の動画を見比べることができます。
ズームイン・ズームアウトして結果を確認
表示倍率を変更しながらプレビューの仕上がりを確認します。「Back to Input」で設定をやり直すことができます。
外部動画プレイヤーでのプレビュー・仕上がり確認
プレビューファイル横の「…」をクリックして「Open External Player」を選ぶと、外部の動画プレーヤーでプレビューの仕上がりを確認することもできます。
「Export」で書き出す
「OUTPUT SETTINGS」で書き出す動画形式を選択して、「Export」で本番レンダリングの書き出しが始まります。
特に指定がない場合は、初期設定のH264 High (NVIDIA)が、mp4形式が汎用性も高く一般的な出力方法です。H265 はさらに圧縮率が高く高品質な形式です。
後工程で再編集が加わる場合は、高品質なProRes 422HQがおすすめです。
以上がTopaz Video AIの使い方です。
Topaz Video AIのおすすめ設定
各機能は「PRESETS」で項目を選ぶことでひととおり設定されますが、「FILTERS」ではさらに細かく設定を変えたいときに使用します。
Stabilization | 手ぶれ補正 |
Frame Interpolation | フレーム補間、スローモーション化 |
Motion Deblur | パン・回転・ズームによるモーションブラーを抑える |
Enhancement | 拡大・高精細化・ノイズ除去 |
Grain | ノイズを追加 |
各項目では以下の設定ができます。
Stabilization の設定
手ぶれ補正の方法とオプションを設定します。
METHOD
オプション | 周囲の処理 |
---|---|
Full-Frame | 手ぶれ補正時に元素材のピクセル数を維持して、周囲が足りないところはピクセルを補完する |
Auto-Crop | 手ぶれ補正時に周囲が足りないところがあれば、画角を狭める |
STRENGTH
手ぶれ補正の強度を0~100で調整します。初期設定は50です。
OPTION
Rolling Shutter Correction | ローリングシャッター歪みを軽減する |
Reduce Jittery Motions | 視差ゆがみやタイリングモーションを補正する (処理時間が大幅に増加する可能性がある) |
Motion Deblur の設定
モーションブラー(動きによるぼけ)を抑制します。選択項目はThemis一つです。
AI MODEL
AIモデル | 用途 |
---|---|
Themis | モーションブラーを抑制してシャープネスとディテールを向上させる |
Frame Interpolation の設定
フレーム補間の手法と程度を調整します。
SLOW MOTION
2X(2倍)~16X(16倍)でスローモーション化する倍率を設定します。
AI MODEL
AIモデル | 用途 |
---|---|
Apollo Fast | 隣接4フレームを考慮する新しいスローモーションモデル(スピード重視) |
Apollo | 隣接4フレームを考慮する新しいスローモーションモデル |
Chronos Fast | 旧スローモーション効果(スピード重視) |
Chronos | 旧スローモーション効果 |
- ぴったり2倍・4倍・8倍のフレーム数が必要な場合は「Apollo」を使用してください。
(たとえば、200%スローモーションで 30→60fps に変換するには、ちょうど2×2=4倍のフレーム数が必要になります。)- 計算速度を重視する場合で、ぴったり2倍または 4倍のフレーム数が必要な場合は、「Apollo Fast」を使用してください。
- 最高の品質が必要な場合、または 8倍のフレーム数が必要な場合は、「Apollo」を使用してください。
- 24→60 FPS からの変換など、他のフレーム倍数には「Chronos (Fast) 」を使用します。
Enhancementの設定
元の動画形式と高画質化する手法を設定します。
VIDEO TYPE
元の動画タイプ | 形式 |
---|---|
Progressive | プログレッシブ(近年の動画データ形式) |
Interlaced | インターレース(ほとんどのVHS、DVD、DVテープの形式) |
Interlaced Progressive | プログレッシブ撮影後インターレース化された動画 |
Progressive の設定
AI MODEL
AIモデル | 用途 |
---|---|
Proteus | 手動設定での標準モデル、詳細を手動で調整 |
Iris | 低解像度の人物の顔を高精細化 |
Nyx | 高精細にデノイズ(他の機能はOFFを推奨) |
Artemis | 自動設定での標準モデル、ノイズ除去・シャープ化 |
Gaia | 元々大きい(HD相当)のサイズの動画をさらに拡大 |
Theia | 元動画に忠実に高精細化・ノイズ除去 |
PARAMETERS
Auto | 自動調整 |
Relative to Auto | 自動調整にマニュアル調整を追加 |
Manual | マニュアル調整 |
Interraced の設定
AIモデル | 用途 |
---|---|
Dione DV | デジタル映像の非インターレース化 |
Dione TV | アナログ映像の非インターレース化 |
Dione TV Dehalo | アナログ映像の非インターレース化、光のにじみを軽減 |
Iris LQ | 元動画が低い品質の人物動画 |
Iris MQ | 元動画が中程度の品質の人物動画 |
Interraced Progressive の設定
AIモデル | 用途 |
---|---|
Dione Robust | 480i、576i、720i、1080iでの使用に最適 |
Dione Robust Dehalo | ハローとフリンジの除去に特化したDione Robust |
Iris LQ | 元動画が低い品質の人物動画画 |
Iris MQ | 元動画が中程度の品質の人物動画 |
Grain の設定
グレイン(ノイズ)の量を指定します。
AMOUNT | ノイズの量 |
SIZE | ノイズのサイズ |
Topaz Video AIのレビュー
新しく搭載されたStabilization(手ぶれ補正機能)機能についてはかなり強力でいい感じに補正してくれます。「Full-Frame」に設定されている場合は背景が足りないところをなんとなく埋めてくれます。
数値で手ぶれ補正の度合いが調整できるので、画角をあまり狭めたくない場合は弱めに調整することも可能です。また、余分なところは別途クロップ(切り抜き)してしまうこともできます。
Frame Interpolation(フレーム補間)とEnhancement(高画質化)が同時に適用できるようになったのも大きなアップデートです。さらに利便性が高まったと思います。
また、複数のプレビューやレンダリングが同時並行でかけられるようになり、レンダリング中もほかの動画の設定ができます。そのためプレビューの計算待ちが減り、作業効率がかなり向上すると思います。
旧Video Enhance AIのスローモーション化も強力でしたが、さらにApollo AIが選択できるようになったことで機能が向上しています。意味もなく動画をスローモーション化するだけでも、おっ!となるようなできばえです。
残念なところはひとつあります。
プレビューは旧Video Enhance AIでできていた”4分割”ビューができなくなり、最大でも”2分割”ビューになりました。このため、異なるAIモデル同士の比較をしたい場合は、画面切り替えが必要です。
タスクごとに表示を切り替える仕様になったため、これはこれでわかりやすい面もあります。
Topaz Video AIのセール・クーポン情報
以前は Topazのクーポンコードがあったのですが、Topazがクーポンコードのシステム自体をやめてしまいました。
現在は過去にあった「GETVIDEOAI」などのクーポンコードはすべて利用ができなくなっています。
Topaz Video AIの購入方法
Topazの公式サイトは英語なので、購入に戸惑われる場合は下記を参考にしてください。
日本で発行されたVISAやMastercardなどのクレジットカードでも問題なく購入できます。
支払い方法はクレジットカードか Paypal(ペイパル)です。
日本で発行されたクレジットカードでも問題なく支払いできます。そのため輸入代理店などで購入するより、直接公式サイトで購入する方が早くて安価です。
Topaz Video AIは購入後30日間は、いかなる理由であっても返金保証が受けられます。
Topaz Video AI 4の無料体験版【製品版と無料版の違い】
Topaz Video AIには無料体験版が用意されています。
無料版は製品のフル機能を使うことができます。動画の書き出しもできますが、無料版には動画にウォーターマーク(Topazロゴの透かし)が入ります。
体験版はTopaz 公式サイトからTry for freeをクリックしてダウンロードすることができます。
Topaz Video AI 4に必要なPCのスペック
Topaz Video AIに必要なPCのスペックは以下のとおりです。Windows 7・8はサポートされていません。MacはIntel / M1 / M2をサポートしています。
Windowsの場合、GPUはなるべく最新のものを使うと動作が高速化します。
Windows | Mac(Intel) | Mac Silicon | |
---|---|---|---|
OSとCPU | Windows10・11 AVX処理が可能なIntel / AMD製CPU Intel:2015年製以降 AMD:2016年製以降 | Catalina 10.15以降 | Big Sur 11以降 M1 / M2CPU |
メモリ容量 | 16GB(32GB以上を推奨) | 16GB(32GB以上を推奨) | 16GB(32GB以上を推奨) |
グラフィックカード | NVIDIA:GTX900以上VRAM4GB AMD:Radeon400以上VRAM4GB Intel:UHD600以上VRAM12GB | 2015年以降の専用GPU VRAM2GB | M1 / M2 |
Topaz Video AI が対応するファイル形式
Topaz Video AIで扱える動画形式は以下の形式です。
読み込みファイル形式 | .avi, .dv, .flv, .m1v, .mkv, .mov, .mp4, .mpg, .mpeg, .mxf, .ts, .vob, .webm, .wmv, .jpg, .jpeg, .png, .tif, .tiff |
書き出しファイル形式 | PreRes 422(.mov), H264(.mp4), H265(.mp4), VP9, TIFF Lossless 8bit/16bit, PNG 8bit/16bit |
Topaz Video AIを高速化するCPU・GPU切り替え設定
「File」メニューの「Preferences」からVideo AIでCPU使用・GPU使用を切り替えられるようになっています。
初期設定では自動的にGPUになっています。CPUかGPUで高速な方があれば切り替えることで、レンダリングの速度アップが見込めます。
このほかに Topaz Video AI v3.1でアプリケーション全体の速度向上が図られました。v3.0シリーズをお使いの場合はv3.1以上にアップデートすることで大幅な速度向上が期待できます。
Topaz Video AIのアップデート情報
Topaz Video AI v3.5.0のおもなアップデート内容
- 全く新しいノイズ除去モデルNyxが搭載されました。
- Nyx は高感度ノイズと圧縮アーティファクトを除去するために最適化されています。
- Nyx は現在1xアップスケーリング モードでのみ動作します。
- Iris v2が搭載されました。
- トレーニングによりIrisはひげや肌などの特徴を含む顔の特徴や詳細をより正確に生成できるようになります。Iris v2は人間の顔の特徴の詳細に重点を置いていますが、木や建物など人間以外の被写体にも適しています。
Topaz Video AI v3.4.0のおもなアップデート内容
- H264 および H265出力時における圧縮オプションを追加しました。
- 拡張モデル (Gaia を除く) を使用する際の最初の数フレームの品質向上を追加しました。
Topaz Video AI v3.3のおもなアップデート内容
- 動画専用に設計された初の顔強化(Face Recovery)AIモデル「Iris v1」を搭載しました。Irisは低品質のビデオを拡大する場合、Irisは人間の顔部分をProteusやArtemisよりもはるかに鮮明かつ詳細で、自然な結果を提供します。
- ビデオプレーヤーの再生速度が向上しました。
- ビデオ/オーディオのエクスポート設定がより詳細に行えるようになりました。
Topaz Video AI v3.2のおもなアップデート内容
- 下記のオプションを選択すると、フレーム番号ごとに再生ヘッドの位置を表示できるようになりました。
Preferences → General → Timecode Display Format - フレーム補間フィルターで新しい「Apollo Fast」モデルを選択できるようになりました。通常のApolloの速度も向上しましたが、Apollo Fastは2倍または4倍のフレームの生成において約300~400%高速です。
- CPU/GPU 使用率の最適化による大幅なパフォーマンスの向上により、1か月前のバージョンよりも 50~100% 速くプレビューおよびエクスポートできるようになりました。
- Themis (Motion Deblur) モデルがサポートされているGPUでTensorRTを使用するようになりました。また、パフォーマンスがさらに改善しました。
Topaz Video AI v3.1のアップデート内容
- プレビューとエクスポートが150 ~ 400%高速化
エクスポートやプレビューの動作速度が向上しました。AIモデル自体が削減されたわけではないので、品質はそこなわずに速度だけ上がっているという感じです。
- v3.1で搭載されたThemis AIモデルでモーションブラーを抑制
新しく搭載された ”Themis” モデルにより、モーションブラーの生じている部分を鮮明にします。
- v3.1.9でApolloモデルがアップデートされました。Apolloモデルを使ったスローモーション作成において、フレーム補間品質が向上しました。
Topaz Video AIについてのよくある質問
旧Video Enhance AIからのアップグレードは可能?
旧版であるTopaz Video Enhance AIをお持ちの方は、購入後1年以内の場合無料のアップグレードが受けられます。
購入後1年以上たっている場合でも、アップグレード価格 $199にて製品価格の割引が受けられます。Topazのユーザーページから購入価格の確認と購入手続きが行えます。
Photo AIやGigapixel AIとの違い – 静止画にも使えるのか?-
TIFF 形式や PNG 形式などの静止画連番の動画には対応していますが、一枚の静止画で試してみたところアプリケーションが反応せず使えませんでした。
静止画を拡大する用途ですと、同じTopaz LabsのPhoto AIを使った方がよさそうです。
特に効果が出やすい動画は?アニメ動画に対して効く?
私が試した範囲では、以下の動画がTopaz Video AIの効果が最も出やすいです。このあたりは前世代のアプリケーションであるTopaz Video Enhance AIと変わりないと思います。
効果が薄いと感じられる映像でも、単純に従来方式のバイキュービック法などで拡大するよりは、かなりきれいに仕上がります。
Topaz Video AIの日本語版はある?
残念ながらTopaz Video AIには日本語版はありません。また日本語化パッチも公開されていないため日表示言語の日本語化はできません。
現状英語版のみがリリースされています。
まとめ
Topaz Video AIはVideo Enhance AIからさらに進化した、画期的な動画高精細化アプリケーションです。スタビライザーが搭載されたことでさらに万能感が強化されました。
他に同レベルの高精細化ができるアプリケーションがないため、動画制作の仕事には必須アプリケーションの一つになったと言えます。
私の知っている動画プロダクションでも導入されていることが多いです。
また、Topaz Video AIの登場でビデオ制作に関するスキルを持っていない初心者でも、高品質な動画を簡単に制作できるようになったと言えます。
Topaz製品はTopaz labs公式サイトから購入することができます。公式サイト以外は代理店を通すため割高なことがほとんどですので、公式サイトからの購入をおすすめします。
Topaz Video AIの新バージョンTopaz Video AI 4がリリースされました。Topaz Video AI 4の記事でバージョン4で新しくなった点の紹介とレビューをしています。
動画ではなく静止画の高精細化・拡大にはTopaz Photo AIが最適です。興味があればTopaz Photo AI 2の記事も見てみてください。
画像アプリケーションについての情報はこちらのページにまとめています。
ぜひご覧ください。
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