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Photoshop2022対応グラデーションマップの使い方【ダブルトーン】

Photoshop基礎知識

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Photoshopのグラデーションマップを使ったダブルトーン

Photoshopのグラデーションマップは画像の明暗に応じてグラデーションをかける機能です。

図にすると下のような感じになります。

Photoshopのグラデーションマップの仕組み

画像の明暗を色に置き換える感じですね。印刷用語でダブルトーンと呼ばれています。

Unsplashの素材画像

明暗を置き換えるので、グラデーション設定の左右で左側に暗めの色を指定する方が、元の明暗を生かすことになり、見た目が自然になりやすいです。

逆に左側に明るい色を持ってくると明暗が反転したような効果が作れます。

今回はこの画像にグラデーションマップをかけてダブルトーン化していきます。

Photoshopのグラデーションマップの使い方

画像にグラデーションマップを適用するにはレイヤーパネルから「新規調整レイヤー」アイコンを長押しで「グラデーションマップ…」を選びます。

Photoshopの調整レイヤーグラデーションマップ

グラデーションマップを適用すると下のような画像に変化します。初期設定では白黒のグラデーションが割り当てられています。

Photoshopの調整レイヤーグラデーションマップの適用

グラデーションカラーの編集

プロパティパネルを表示するには「ウインドウ」メニューから「プロパティ」を選んでください。

Photoshopの調整レイヤーグラデーションマップの編集

プロパティパネルでグラデーションのサムネイルをクリックします。

グラデーションエディターが開きます。このウィンドウでグラデーションの設定をします。

Photoshopの調整レイヤーグラデーションマップの編集画面

グラデーションの下側にあるマーカーをクリックして選んだのち、カラーをクリックして設定します。

Photoshopの調整レイヤーグラデーションマップのカラー編集

カラーをクリックするとカラーピッカーが開きます。カラーピッカーは色相・彩度・明度で選ぶことも、HSB/RGB/Lab/CMYKの数値で設定することもできます。

Photoshopのカラーピッカー

カラーを選ぶことができたら「OK」をクリックしてカラーピッカーを閉じます。

右のマーカーの色が設定出来たので、今度は左のマーカーの色を選びます。設定ができたら「OK」をクリックしてカラーピッカーを閉じます。

Photoshopの調整レイヤーグラデーションマップの編集

2色が設定出来たら、グラデーションエディター上で「OK」をクリックしてグラデーションエディターを閉じます。

画像は下のように変わります。

Photoshopの調整レイヤーグラデーションマップの編集結果

グラデーションの編集についてはグラデーションツールの記事でも詳しく解説しています。是非併せてご覧ください。

グラデーションの補間方法の編集【Photoshop2022以降】

Photoshop2022の新機能でグラデーションの補間方法が選べるようになりました。

グラデーションマップの色も同じ補間方法を選ぶことができます。

グラデーションマップの調整レイヤーをクリックして選んでいる状態で、プロパティパネルの「方法」のところをクリックして補間方法を「知覚的・リニア・クラシック」から選ぶことができます。

Photoshopの調整レイヤーグラデーションマップの補間方法の編集

同じ色のグラデーションでも、補間方法によりグラデーションの階調の幅や鮮やかさが変化します。

Photoshopの調整レイヤーグラデーションマップの補間方法の違い
Photoshop2021以前とはグラデーションデータの互換性(データの受け渡し可否)がなくなるので、Photoshop2021以前の環境にデータを渡す場合は事前にレイヤーを統合しておくなどの注意が必要です。

グラデーションマップの応用表現

元画像にフィルターギャラリーの「スケッチ」→「ハーフトーンパターン」をかけて、上に同じようなグラデーションマップをかけると印刷の網点のようなおもしろい表現ができます。

Photoshopの調整レイヤーグラデーションマップの応用カラーハーフトーン

このようになります。

Photoshopの調整レイヤーグラデーションマップの応用カラーハーフトーンの適用結果

レイヤーは下のような感じです。

Photoshopのグラデーションマップの使用例

元画像を右クリックしていったんスマートオブジェクト化してからフィルターギャラリー(ハーフトーンパターン)をかけています。

まとめ

簡単な操作で印象をがらっと変えられるグラデーションマップは、デザインの引き出しの一つに加えておくと便利です。

使い方次第で調整レイヤーの描画モードを変えてみたり、不透明度を下げてみたりすると更にいろいろな表現ができます。

Photoshop2022からはグラデーションの補間方法も選べるようになり、更に表現の幅が広がったと思います。

是非お役立てください。

Photoshopの基本的な使い方はこちらにまとめています。初心者の方にもわかりやすいようにまとめていますのでぜひご覧ください。

この記事を書いた人

Photoshopと画像・動画アプリケーション情報を発信。
美術大学時代に絵画を専攻。独学でPhotoshopを学び、レタッチカンパニー数社を経て現在はCG・動画アーティスト。Adobe Japan Prerelease Adviser。
Mdn「デザインのネタ帳 プロ並みに使える写真加工 Photoshop」共著。

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