Topaz Photo AIの新バージョンv3.0がリリースされました。くわしくはTopaz Photo AI 3の記事をご覧ください。
「Topaz Photo AI(トパーズ フォト AI)」は、アメリカ企業のTopaz LabsがリリースしたAIで画像を高画質化するアプリケーションです。
この記事では、「Topaz Photo AI」の使い方と特徴を詳しく説明するとともに、筆者が実際に購入して使った感想を紹介します。
Topaz Photo AIはStable DiffusionやMidjourneyなどの画像生成AIで作った画像の拡大にも最適です。
特にStable Diffusionの内部機能「img2img」や「Hires.fix」を使ったアップスケールでは、元絵の細部が変化してしまいます。
このような場合には、Topaz Photo AIを使えば元絵に忠実&きれいに拡大することができます。
- Topaz Photo AIとは
- Topaz Photo AIのセール・クーポン情報
- Topaz Photo AIの使い方
- Topaz Photo AI のレビュー
- Topaz Photo AIの価格
- Topaz Photo AIの無料体験版のダウンロード方法
- Topaz Photo AIの各機能の設定
- Topaz Photo AIの購入方法
- Topaz Photo AIで画像処理した例
- Topaz Photo AIのおすすめ設定
- Stable DiffusionやMidjourneyなどのAI生成した画像との相性は?
- Topaz Photo AIの日本語版
- Topaz Photo AI vs Gigapixel AI どちらがすぐれているのか?
- Topaz Photo AIのPhotoshop・Lightroomプラグイン
- Topaz Photo AI の必要スペック
- Topaz Photo AIが対応するファイル形式
- Topaz Photo AIのおもなアップデート内容
- Topaz Photo AIについてのよくある質問
- Topaz Photo AIのまとめ
Topaz Photo AIとは
もともとTopaz Labsでは3つの画像高精細化アプリケーションが販売されていました。
- Gigapixel AI…AIを使用して画像を拡大する
- Denoise AI…AIを使用して画像のノイズを除去する
- Sharpen AI…AIを使用して画像の”ぼけ”や”ぶれ”を緩和する
これらのアプリケーションが合体したものに自動認識(AUTOPILOT)機能が追加されたものが Topaz Photo AIです。
Topaz Photo AIの具体的な用途としては以下のものになると思います。
Topaz Photo AIのセール・クーポン情報
現在ではTopazのクーポンコードのシステムは廃止されました。
以前にあった「GETPHOTOAI」などの15%OFFのクーポンコードは使用できなくなっています。
クーポンコードが掲載されているままのサイトがありますが、すべて現在は使えないクーポンコード・ディスカウントコードです。
公式サイトで不定期に開催されるセール時にかぎっては、割引価格で購入できる場合があります。
Topaz Photo AIの使い方
それでは Topaz Photo AIの実際の使い方を紹介します。
Topaz Photo AIをインストールするとデスクトップ(Macの場合はアプリケーションフォルダ)にアイコンが表示されます。このアイコンをダブルクリックして起動します。
下の画像が初期画面です。画像をウィンドウにドラッグするか、「Browse Images」をクリックして画像を読み込みます。
画像を読み込むと同時に画像の解析が始まります。
少し待つと「Preview Updated」と表示されて結果が表示されます。
右上の□枠をドラッグして画像の表示位置を移動することができます。
おすすめは2画面表示です。使用前と使用後を横に並べて、見比べながら作業することができます。
表示倍率も同じところで変更することができます。
AUTOPILOT機能により自動的に最適な状態を提案してくれます。初期設定の4倍解像度で見てみましょう。
今回の場合は「Recover Face」を使うと画質の荒れが大きく、くっきりしすぎています。
このようなときは「Recover Face」のスイッチをOFFにするか、数値を調整します。
下の画像が使用前と使用後の前後比較です。4倍の解像度にも関わらず、かなりきれいに拡大されているのがわかると思います。まゆ毛のあたりが特にきれいです。
同じ画像の目元のアップです。アップスケーリングでかなりきれいになっているのがわかると思います。
「Save Image」をクリックして仕上がりの画像を保存します。
保存形式は「JPEG / PNG / TIFF / DNG」から選択できます。
このようにして、画像を高精細にして保存することができます。
Topaz Photo AIではさらに細かい設定をすることで、元画像の持っている可能性を最大限に引き出すことができます。この記事の後の方で解説していますのでぜひ見てみてください。
Topaz Photo AI のレビュー
筆者も自費で製品を購入して使用してみました。(製品提供は受けていません。)
筆者はAIによる画像拡大には慣れているほうなのですが、AIが日進月歩でアップデートしているためか想定以上にきれいな仕上がりでした。
Face Recovery機能により人物の顔についてはかなりきれいになります。
Topaz Photo AIのAUTOPILOT機能
Autopilot は各画像をインテリジェントに分析し、DeNoise AI、Sharpen AI、および Gigapixel AI の力を組み合わせて、起動後数秒以内に画質を向上させます。オートパイロットは、自動的に検出された被写体や顔など、画像の重要な特徴をすべて報告し、さまざまな方法で AI モデルと設定の選択プロセスを自動化します。
Topaz公式サイトより翻訳
どの機能の組み合わせが最適な画質改善になるのかを調整するのがTopaz Photo AIのAUTOPILOT機能になります。
AIが画像に必要と思われる加工を自動的に判断して、ベストだと思われる調整を適用してくれます。
Sharpenのぼけ感緩和の程度
「Sharpen」のぼけ感の緩和については、すべてのぼけ感を除去してくれるわけではないということは認識しておいた方がよいと思います。
上の画像はパスタの画像にSharpenとDenoiseを適用した例ですが、中央の少しボケているところはシャープになっていますが、下部の大きくぼけているところはあまり変化がありません。
このように大幅なぼけを除去するものではなく、ややピントがずれたものをシャープにする機能です。
撮影の現場では「いいのが撮れたけどピントがやや合わなかった」というケースも多々あり、重宝すると思います。
Topaz Photo AIの価格メリット
価格面では、Gigapixel AI + Denoise AI + Sharpen AIが合わせて259.97ドルですから、3つの機能を合わせたPhoto AIの199ドルは価格的なメリットがあります。
Topazとしては単体の3アプリケーションの開発をTopaz Photo AIに統合していく計画とのことです。現在3アプリケーションは最近更新が滞っているようです。
Photo AIを導入しておくのがおすすめです。
アプリケーション | 価格 | 最新バージョン | 最終更新日 |
---|---|---|---|
Gigapixel AI | $99.99 | 6.3.3 | 2023/1/13 |
Denoise AI | $79.99 | 3.7.2 | 2023/2/14 |
Sharpen AI | $79.99 | 4.1.0 | 2022/3/22 |
Topaz Photo AIの価格
Topaz Photo AIの価格は199ドル(約28,000円 2023/07現在)で販売されています。
サブスクリプションではないので、購入すると永久利用できます。また一年間の無料バージョンアップ保証がついています。
また、Gigapixel AI・Denoise AI・Sharpen AI・Image Quality Bundle などを既に購入されている方は、所持している製品に応じた割引を受けられます。
割引価格はTopaz公式サイトのアカウントページに価格が表示されるのでチェックしてみてください。
Topaz Photo AIの無料体験版のダウンロード方法
Topaz Photo AIは無料の体験版が用意されています。
自分の持っている画像がどの程度きれいになるのかを試すには、無料の体験版が有効です。購入前にTopaz Photo AIの効果をみさだめたり、自分のワークフローに取り込めるのかを見るのもいいと思います。
上記のリンクからTopaz Photo AIの製品紹介ページに移動して「Try for free」をクリックします。
メールアドレスを入力して「Get free download」をクリックすると体験版がダウンロードできます。
体験版は使用期限はなく、画像の保存ができません。画像のプレビューができるので、画像がどのくらいきれいになるかは確認できるでしょう。
Topaz Photo AIの各機能の設定
Topaz Photo AIの設定項目の詳細を紹介します。ほとんどの設定がスイッチの ON/OFF で完了します。
さらに細かい調整をするには各項目をクリックして詳細を調整します。
以下で各項目の詳細を説明します。
Crop
画角を狭くして画像の切り抜きをします。画像上でハンドルを動かして切り抜く範囲を指定します。「ASPECT RATIO」を変更すると縦横比を変えることができます。
Subject
各効果の適用範囲を指定します。
SUBJECT TYPE
Default | 自動認識 |
Portrait | 人物画像として認識 |
Landscape | 風景画像として認識 |
None | 認識なし(効果を全体に適用) |
FETHERING | 境界のぼけ具合を調整 |
Refinement Brush | 手動ブラシ / AIブラシの切り替え |
BRUSH SIZE | ブラシサイズの変更 |
Faces
顔認識の範囲を指定します。
Select All | すべての顔を認識 |
Low Quality | 品質の低い顔を認識 |
In Subject | 「Subject」で設定した範囲内で認識 |
None | 顔検出をOFF |
Upscaling
画像拡大の程度を、「2×」などの倍率かピクセル数で設定します。「Max」で縦横それぞれ6倍まで拡大します。
Standard | 標準(High Fidelity よりもシャープな結果) |
High Fidelity | 元画像に高い忠実度を保つ(高解像度画像におすすめ) |
Graphics | イラスト・アニメ・3DCGなどグラフィカルなもの |
Low Resolution | 元画像が低解像度なもの |
MINOR DENOISE | ノイズを抑制 |
MINOR DEBLUR | 細部のぼけを抑制 |
FIX COMPRESSION | 圧縮ノイズを抑制 |
Removing Noise
ノイズ除去のON/OFFと程度を調整します。
Normal | 全体的にシャープにしつつノイズを除去 |
Strong | 物体表面のノイズを強く除去 |
Extreme | 物体表面のノイズをかなり強く除去 |
STRENGTH | ノイズ除去の強さ |
MINOR DEBLUR | 細部のぼけを抑制 |
RECOVER ORIGINAL DETAIL | 細部の精細さの復元 |
Sharpening
ぼけの緩和の ON / OFF と程度を調整します。
Standard | 標準 |
Strong | ぼけ感を強く抑制 |
Lens Blur | カメラのレンズぼけ(被写界深度ぼけ)の抑制 |
Motion Blur | 物体の移動ぼけ(モーションブラー)の抑制 |
STRENGTH | ぼけを抑制する強さ |
MINOR DENOISE | ぼけの抑制をしつつノイズを抑制 |
SUBJECT ONLY | 「SUBJECT」で指定した範囲に限定 |
Recovering Face
Face Recovery機能の ON / OFF と、Strength で強度を調整します。
Face Recovery機能は低解像度の人物画像に特化している技術です。元画像がそこそこ大きい場合は OFFか小さめの数値に設定した方がきれいになります。
STRENGTH | Face Recovery機能の強さ |
Preserving Text
文字の復元の範囲とAIモデルの種類、程度の調整をします。
TEXT SELECTED | 文字の範囲指定 |
AI MODEL | Low Resolution(低解像度)またはNoisy/Compressed(ノイズが多い/圧縮が強い)を選択 |
STERNGTH | 文字の復元の強さ |
Topaz Photo AIの購入方法
公式サイトでのTopaz Photo AIの購入方法については、以下を参考にしてください。
日本で発行されたVISAやMastercardなどのクレジットカードでも問題なく購入できます。
Topaz Photo AIで画像処理した例
以下はTopaz Photo AIを使用して作成された、いくつかの作例です。実際の効果がどの程度なのか確認してみてください。
各画像の左が使用前、右が使用後です。
これらの画像のように、Topaz Photo AIを使うとJPEG圧縮で劣化した画像をきれいにしたり、解像度が低い画像を高解像度にすることができます。
Topaz Photo AIのおすすめ設定
Recovery Facesは元画像が低解像度の場合は非常に有効なのですが、元画像がそこそこ大きい場合は逆に低品質な仕上がりになってしまいます。
この状態を避けるには、Recovery FacesをOFFにするか、数値を低く調整する必要があります。
v1.2.10からは、環境設定ですべての顔、対象の顔のみ、または低品質の顔のみから選択してFace Recoveryを適用することができるようになったので、ワークフローにより適切なものを選択できるようになっています。
またFace Recoveryの強度も初期設定で調節できるようになったので、よく使う強度を設定しておくとよいです。
Stable DiffusionやMidjourneyなどのAI生成した画像との相性は?
下の画像はStable Diffusionで生成した画像を、Topaz Photo AIで4倍拡大してみたものです。エッジのギザギザをきれいに取り除きつつ細部を作り出すような処理をしてくれます。
下のようにアニメ調の画像も、Photoshopなどの他のアプリケーションで拡大するよりもきれいに拡大してくれます。
Stable DiffusionのHires.fixやTiled Diffusionなどと組み合わせれば、8000pixelなど大きいサイズの画像もきれいに仕上げることができます。
Topaz Photo AIの日本語版
残念ながらTopaz Photo AIには日本語版はありません。日本語化パッチ等も開発されていないようです。
設定項目を日本語訳したものは本ページに掲載していますので、参考にしてください。
Topaz Photo AI vs Gigapixel AI どちらがすぐれているのか?
同じTopaz Labsの製品であるTopaz Gigapixel AIとTopaz Photo AIですが、どちらが画像拡大用途としてすぐれているのでしょうか。
同じ画像を2倍にアップスケールして比べてみました。
Topaz Gigapixel AIは2023年1月以降更新が止まっています。同じエンジンを積んでいるはずなので、当然Topaz Photo AIの方が優れているはずだと思ってくらべてみました。
眉毛などの細部はGigapixel AIの方がややシャープでくっきりしています。しかし髪の毛はGigapixel AIのほうは絵で描いたようにカリカリになってしまいました。
Gigapixel AIの方は頬のところなど唐突にシャープ&ノイジーになっているところも見られたので、一概にGigapixel AIの方がいいとも言い切れません。
Gigapixel AIは最近はバージョンが更新されていないことも考えると、総合的にはTopaz Photo AIの方がいいかなと思います。
Topaz Photo AIのPhotoshop・Lightroomプラグイン
Photo AIのPhotoshop・Lightroomプラグインは、Photoshop・LightroomからPhoto AIの起動ができ、仕上がりもPhotoshop・Lightroomに読み込まれるというものです。
筆者はこのプラグインはあまり使っていないのですが、ワークフロー的にPhotoshopやLightroomから起動できた方がいいという人もいると思います。
Photoshop・Lightroomプラグインは、Toapaz Photo AIのインストール時に自動的にインストールされます。
ただし、Photoshop・Lightroomのメジャーアップデート(2022→2023など)後などはプラグインが自動で複製されません。
そのため、「Photoshop・Lightroomの旧バージョンのプラグインフォルダ」→「Photoshopの新バージョンのプラグインフォルダ」へ、プラグインファイルを手動でコピー&ペーストする必要があります。
Photoshopのプラグインフォルダは以下の場所にあります。
Windowsの場合
c:\Programfiles\Adobe\Adobe Photoshop(バージョン)\Plug-ins
Macの場合
Macintosh HD/アプリケーション/Adobe Photoshop (バージョン)/Plug-ins
プラグインがインストールされた場合Photoshopからは、「フィルター」メニューから「Topaz Labs」→「Topaz Photo AI」でPhoto AIを起動できます。
Topaz Photo AI の必要スペック
Topaz Photo AIの使用要件は以下のとおりです。Windows・Mac両対応です。ライセンスを購入すればWindows用・Mac用をどちらでも2ライセンス分使うことができます。
Windows OS | 10、11 (64 ビット、最新の OS バージョンを推奨) |
CPU | AVX2 命令には Intel 第2世代 i5 (2011年リリース)以降 または AMD CPU (2011年リリース) 以降 |
システムメモリ (RAM) | 12GB(16GB以上推奨) |
グラフィックカード (GPU) & グラフィックメモリ (VRAM) | DirectX 12 互換の NVIDIA GTX 900 以上、4GB VRAM (最適なパフォーマンスを得るには 6GB 以上) または AMD Radeon 400 以上、4GB VRAM (最適なパフォーマンスを得るには 6GB 以上) または Intel UHD 600 グラフィックス以上、12GB のシステムメモリ (RAM) |
モニター・表示 | 1280×720ピクセル以上 |
MacOS | 10.15 Catalina以降 |
CPU | Intel 第2世代 i5 (2011年リリース) 以降 または Apple M1・M2 |
システムメモリ (RAM) | Intel CPU の場合: 16GB (最適なパフォーマンスを得るには 24GB 以上) または Apple M1 の場合: 8GB (最適なパフォーマンスを得るには 16GB 以上) |
グラフィックカード (GPU) & グラフィックメモリ (VRAM) | 2GB以上のVRAM |
モニター・表示 | 1280×720ピクセル以上 |
Topaz Photo AIが対応するファイル形式
Topaz Photo AIが対応しているファイル形式は以下です。
- .JPG .JPEG
- .PNG
- .TIF .TIFF
- .DNG
- 各種Rawデータ(LibRawでサポートされたRawデータ)
Topaz Photo AIのおもなアップデート内容
Topaz Photo AI v1.5のアップデート内容
- Removing Noiseにおけるディテール再現機能:すべてのノイズを除去すると、画像が不自然に滑らかに見える場合があります。これを修正するために、元の画像のディテールをノイズ除去された結果に追加し直すことができるようになりました。
- Face Recoveryは、顔を強化するときに目の色を変更しなくなりました。これはすべての写真に当てはまりますが、特に白黒またはセピア画像で顕著です。
Topaz Photo AI v1.4のアップデート内容
- Text Recovery機能の搭載:新しいテキストリカバリーフィルターにより小さいテキストや劣化したテキストを既存の方法よりも鮮明かつ自然に見せることができます。
- NikonZ9 高効率圧縮ファイルのサポート。
Topaz Photo AI v1.3のアップデート内容
- RAW画像”以外の”画像のノイズ除去モデル “Normal v2“と”Strong v2″を追加
- Normal v2 : 低から中程度の標準 ISO ノイズを伴いながら、画像のディテールを最大限に維持します。
- Strong v2 : ディテールを維持しながら、中程度から多量の標準 ISO ノイズを除去しますが、すでに処理された画像にはあまり対応しません。
- 通常: 今後数回のリリースで置き換えられる予定の、古いモデルのバージョン。
- 強力: ノイズの多い画像がアップスケールされたり、前処理されたり、その他の損傷を受けた場合など、標準以外のノイズを除去します。ノイズを強力に除去しますが、より多くのディテールも除去してしまいます。
- Normal v2 : 低から中程度の標準 ISO ノイズを伴いながら、画像のディテールを最大限に維持します。
- プレビュー タイルのキャッシュを実装、低速のマシンでのプレビューの応答性の向上、モデルをスタックする際のモデルの読み込み速度を向上、オートパイロットの精度が向上
- 画像が常に元画像の縦横に沿って保存されるように修正、HIF 拡張 (Canon 推奨の HEIF 拡張) のサポートを追加
- Standard強化モデルの改善
- 従来の Sharpen モデルを有効にする設定を追加
- モーションブラーとレンズブラーモデルを新しいストロング シャープモデルに更新し、アーティファクトが少なくなりました。また、スライダーの感度が向上しました。
- すべてのファイル タイプのサムネイルが表示されるようになりました。
Topaz Photo AI v1.2のアップデート内容
- 多くのRAWファイルに対応し、100を超える新しいカメラのRAWファイルをより正確に表示できるようになりました。多くのカメラで以前にRAWファイルを読み込むときに見られていた色の問題が修正されます。
- 2つの新しい環境設定項目を追加しました。
- Face Recovery: すべての顔、対象の顔のみ、または低品質の顔のみにFace Recoveryを適用するように選択できるようになりました。また、デフォルトの回復強度を設定できるようになりました。
- 保存後に閉じる: 処理後に画像を自動的に閉じるように選択できるようになりました。
- Enhance ResolutionのHigh Fidelityモデルは画像のむらを最小限に抑え、より自然なアップスケールを作成するようにトレーニングされています。
- 新しい トリミング(切り抜き)ツールが追加されました。「UPSCALE」からアクセスできます。「Enhance Resolution」を使用して目的の拡大範囲を一度に簡単に拡大できます。また、画像を回転する機能も将来的に追加される予定です。
- 被写体選択モデルの精度が向上し、特に動物やポートレートの写真でより優れたパフォーマンスを発揮するようになりました。
Topaz Photo AIについてのよくある質問
Topazアプリケーションからのアップグレードは可能?
Gigapixel AI・Denoise AI・Sharpen AI・Image Quality Bundle などを既に購入されている方は、所持している製品に応じた割引を受けられます。
割引価格はTopaz公式サイトのアカウントページに所持しているアプリケーションにあったアップグレード価格が表示されるのでチェックしてみてください。
Topaz Photo AIを使えば本当にサンプル画像のようにきれいになるのか?
この手のアプリケーションに多いのが、実際に使ってみるとサンプル画像のようにはきれいにならないことです。
筆者がTopaz Photo AIを使って感じるのは、「Photoshopで拡大するよりも確実にきれいになる」ということです。仕事でも画質がシビアに求められる場合はあってよかったと感じることが多いです。
Topaz Photo AI には、無料の体験版もあるので、まずは仕上がりの画質を試してみることをおすすめします。
Topaz Photo AIのライセンスについて知りたい
Topaz Photo AIを購入すると2シートのライセンスがついています。
これは別々のPC2台にインストールし、起動できるということです。Windows・Macどちらでも利用することができます。
Topaz Photo AIのまとめ
Topaz Photo AIは Gigapixel AI・Denoise AI・Sharpen AI の統合版かつ後継版となる、画像高画質化アプリケーションです。
今後 Topaz は上記3つのアプリケーションよりも、Photo AI の開発を優先していくようです。Photo AIはTopazの静止画用総合アプリケーションとして、メインのアプリケーションになります。
最終的に、Topaz Photo AI は、DeNoise AI、Sharpen AI、および Gigapixel AI の機能を完全に引き継ぐために必要なすべての機能を備えます。その時点で、これらのアプリケーションを完全に置き換える可能性があります。
Topaz公式サイトよりGoogle翻訳
他の AI 拡大アプリケーションと比べても、元画像の色やディテールを強化しつつ拡大できるという点でTopaz Photo AI は頭一つ抜けていると思います。
Topaz Photo AI は Topaz 公式サイトから購入できます。
また、旧バージョンの Topaz Image Quality BundleからTopaz Photo AIへは、Topazのアカウントページからアップグレードすることができます。
また、動画データの高画質化については、同じTopaz LabsのTopaz Video AIがおすすめです。動画データは各フレームの連続性が画質に影響するため、動画専門のアプリケーションが必要になります。
Topaz Photo AIの新バージョンv3.0がリリースされました。くわしくはTopaz Photo AI 3の記事をご覧ください。
画像アプリケーションについての情報はこちらのページにまとめています。
ぜひご覧ください。
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