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Topaz Photo AIで画像を高画質化【レビューと使い方】セール情報

Topaz Photo AIのレビューと使い方【画像高精細化】 画像アプリケーション

<景品表示法に基づく表記>本サイトのコンテンツにはプロモーションが含まれる場合があります。

Topaz Photo AIの新バージョンv3.0がリリースされました。くわしくはTopaz Photo AI 3の記事をご覧ください。

Topaz Photo AI(トパーズ フォト AI)」は、アメリカ企業のTopaz LabsがリリースしたAIで画像を高画質化するアプリケーションです。

この記事では、「Topaz Photo AI」の使い方と特徴を詳しく説明するとともに、筆者が実際に購入して使った感想を紹介します。

Topaz Photo AIはStable DiffusionMidjourneyなどの画像生成AIで作った画像の拡大にも最適です。

Stable Diffusionで生成された画像をTopaz Photo AIで拡大した例
Stable Diffusionで出力した画像の拡大比較

特にStable Diffusionの内部機能「img2img」や「Hires.fix」を使ったアップスケールでは、元絵の細部が変化してしまいます。

このような場合には、Topaz Photo AIを使えば元絵に忠実&きれいに拡大することができます。

Topaz セール情報

Topaz Labs公式サイトでは不定期にセールが開催されています。
セールの開始時はこちらのページでお知らせします。

Topaz Photo AIとは

もともとTopaz Labsでは3つの画像高精細化アプリケーションが販売されていました。

  • Gigapixel AI…AIを使用して画像を拡大する
  • Denoise AI…AIを使用して画像のノイズを除去する
  • Sharpen AI…AIを使用して画像の”ぼけ”や”ぶれ”を緩和する

これらのアプリケーションが合体したものに自動認識(AUTOPILOT)機能が追加されたものが Topaz Photo AIです。

Topaz Photo AIの具体的な用途としては以下のものになると思います。

Topaz Photo AIのおもな用途
  • 撮影した画像を高精細にしたい・画像を引き伸ばしたい
  • AIで生成した画像をきれいに拡大したい
  • 3DCGでレンダリングされた画像のノイズを除去したい
  • 撮影された画像の高感度ノイズや暗部ノイズを除去したい
  • 撮影時に手ぶれした画像のぶれを抑制したい

Topaz Photo AIのセール・クーポン情報

現在ではTopazのクーポンコードのシステムは廃止されました。

以前にあった「GETPHOTOAI」などの15%OFFのクーポンコードは使用できなくなっています。

クーポンコードが掲載されているままのサイトがありますが、すべて現在は使えないクーポンコードディスカウントコードです。

公式サイトで不定期に開催されるセール時にかぎっては、割引価格で購入できる場合があります。

Topaz Photo AIの使い方

それでは Topaz Photo AIの実際の使い方を紹介します。

Topaz Photo AIをインストールするとデスクトップ(Macの場合はアプリケーションフォルダ)にアイコンが表示されます。このアイコンをダブルクリックして起動します。

Topaz Photo AIのアイコン

初回起動時はブラウザ経由でTopazアカウントへのログインが求められます。購入時のアカウントでログインします。

下の画像が初期画面です。画像をウィンドウにドラッグするか、「Browse Images」をクリックして画像を読み込みます。

Topaz Photo AIへ画像をドロップ

画像を読み込むと同時に画像の解析が始まります。

初回起動時はAIモデルをダウンロードするためにやや時間がかかります。

少し待つと「Preview Updated」と表示されて結果が表示されます。

Topaz Photo AIの初期画面

右上の□枠をドラッグして画像の表示位置を移動することができます。

おすすめは2画面表示です。使用前と使用後を横に並べて、見比べながら作業することができます。

Topaz Photo AIを2画面表示に

表示倍率も同じところで変更することができます。

Topaz Photo AIの表示倍率変更

AUTOPILOT機能により自動的に最適な状態を提案してくれます。初期設定の4倍解像度で見てみましょう。

Topaz Photo AIの作業画面

今回の場合は「Recover Face」を使うと画質の荒れが大きく、くっきりしすぎています。

このようなときは「Recover Face」のスイッチをOFFにするか、数値を調整します。

Topaz Photo AIのRecover Facesオフ

Recovery Faceは低解像度画像の拡大に対しては非常に有効なオプションです。ON/OFFしていい方を選ぶのがおすすめです。

下の画像が使用前と使用後の前後比較です。4倍の解像度にも関わらず、かなりきれいに拡大されているのがわかると思います。まゆ毛のあたりが特にきれいです。

Topaz Photo AIの使用前後例

同じ画像の目元のアップです。アップスケーリングでかなりきれいになっているのがわかると思います。

Topaz Photo AIの使用例、目のアップ

Save Image」をクリックして仕上がりの画像を保存します。

保存形式は「JPEG / PNG / TIFF / DNG」から選択できます。

Topaz Photo AIで保存形式を選択

このようにして、画像を高精細にして保存することができます。

Topaz Photo AIではさらに細かい設定をすることで、元画像の持っている可能性を最大限に引き出すことができます。この記事の後の方で解説していますのでぜひ見てみてください。

Topaz Photo AI のレビュー

筆者も自費で製品を購入して使用してみました。(製品提供は受けていません。)

筆者はAIによる画像拡大には慣れているほうなのですが、AIが日進月歩でアップデートしているためか想定以上にきれいな仕上がりでした。

Topaz Photo AIの動物画像への使用例

Face Recovery機能により人物の顔についてはかなりきれいになります。

Topaz Photo AIで人物の顔を拡大したところ

Topaz Photo AIのAUTOPILOT機能

Autopilot は各画像をインテリジェントに分析し、DeNoise AI、Sharpen AI、および Gigapixel AI の力を組み合わせて、起動後数秒以内に画質を向上させます。オートパイロットは、自動的に検出された被写体や顔など、画像の重要な特徴をすべて報告し、さまざまな方法で AI モデルと設定の選択プロセスを自動化します。

Topaz公式サイトより翻訳

どの機能の組み合わせが最適な画質改善になるのかを調整するのがTopaz Photo AIのAUTOPILOT機能になります。

AIが画像に必要と思われる加工を自動的に判断して、ベストだと思われる調整を適用してくれます。

AUTOPILOTの調整が気にいらない場合は、設定を手動で調整することも可能です。

Sharpenのぼけ感緩和の程度

「Sharpen」のぼけ感の緩和については、すべてのぼけ感を除去してくれるわけではないということは認識しておいた方がよいと思います。

Toapaz Photo AIのSharpenの適用例
パスタの画像にShaepenを適用した例

上の画像はパスタの画像にSharpenとDenoiseを適用した例ですが、中央の少しボケているところはシャープになっていますが、下部の大きくぼけているところはあまり変化がありません。

このように大幅なぼけを除去するものではなく、ややピントがずれたものをシャープにする機能です。

撮影の現場では「いいのが撮れたけどピントがやや合わなかった」というケースも多々あり、重宝すると思います。

Topaz Photo AIの価格メリット

価格面では、Gigapixel AI + Denoise AI + Sharpen AIが合わせて259.97ドルですから、3つの機能を合わせたPhoto AIの199ドルは価格的なメリットがあります。

Topazとしては単体の3アプリケーションの開発をTopaz Photo AIに統合していく計画とのことです。現在3アプリケーションは最近更新が滞っているようです。

Photo AIを導入しておくのがおすすめです。

アプリケーション価格最新バージョン最終更新日
Gigapixel AI$99.996.3.32023/1/13
Denoise AI$79.993.7.22023/2/14
Sharpen AI$79.994.1.02022/3/22
各アプリケーションの最終更新日

Topaz Photo AIの価格

Topaz Photo AIの価格は199ドル(約28,000円 2023/07現在)で販売されています。

サブスクリプションではないので、購入すると永久利用できます。また一年間の無料バージョンアップ保証がついています。

また、Gigapixel AI・Denoise AI・Sharpen AI・Image Quality Bundle などを既に購入されている方は、所持している製品に応じた割引を受けられます

割引価格はTopaz公式サイトのアカウントページに価格が表示されるのでチェックしてみてください。

Topaz Photo AIの無料体験版のダウンロード方法

Topaz Photo AIは無料の体験版が用意されています。

自分の持っている画像がどの程度きれいになるのかを試すには、無料の体験版が有効です。購入前にTopaz Photo AIの効果をみさだめたり、自分のワークフローに取り込めるのかを見るのもいいと思います。

上記のリンクからTopaz Photo AIの製品紹介ページに移動して「Try for free」をクリックします。

Topaz Photo AIの体験版のダウンロード「Try for free」

メールアドレスを入力して「Get free download」をクリックすると体験版がダウンロードできます。

Topaz Photo AIの体験版のダウンロード「Get free download」

体験版は使用期限はなく、画像の保存ができません。画像のプレビューができるので、画像がどのくらいきれいになるかは確認できるでしょう。

Topaz Photo AIの各機能の設定

Topaz Photo AIの設定項目の詳細を紹介します。ほとんどの設定がスイッチの ON/OFF で完了します。

Topaz Photo AIのインターフェイス

さらに細かい調整をするには各項目をクリックして詳細を調整します。

以下で各項目の詳細を説明します。

Crop

画角を狭くして画像の切り抜きをします。画像上でハンドルを動かして切り抜く範囲を指定します。「ASPECT RATIO」を変更すると縦横比を変えることができます。

Subject

各効果の適用範囲を指定します。

SUBJECT TYPE

Default自動認識
Portrait人物画像として認識
Landscape風景画像として認識
None認識なし(効果を全体に適用)
FETHERING境界のぼけ具合を調整
Refinement Brush手動ブラシ / AIブラシの切り替え
BRUSH SIZEブラシサイズの変更

Faces

顔認識の範囲を指定します。

Select Allすべての顔を認識
Low Quality品質の低い顔を認識
In Subject「Subject」で設定した範囲内で認識
None顔検出をOFF

Upscaling

Topaz Photo AIのUpscalingの設定

画像拡大の程度を、「2×」などの倍率かピクセル数で設定します。「Max」で縦横それぞれ6倍まで拡大します。

Standard標準(High Fidelity よりもシャープな結果)
High Fidelity元画像に高い忠実度を保つ(高解像度画像におすすめ
Graphicsイラスト・アニメ・3DCGなどグラフィカルなもの
Low Resolution元画像が低解像度なもの
MINOR DENOISEノイズを抑制
MINOR DEBLUR細部のぼけを抑制
FIX COMPRESSION圧縮ノイズを抑制

Removing Noise

Topaz Photo AIのRemoving Noiseの設定

ノイズ除去のON/OFFと程度を調整します。

Normal全体的にシャープにしつつノイズを除去
Strong物体表面のノイズを強く除去
Extreme物体表面のノイズをかなり強く除去
STRENGTHノイズ除去の強さ
MINOR DEBLUR細部のぼけを抑制
RECOVER ORIGINAL DETAIL細部の精細さの復元

Sharpening

Topaz Photo AIのSharpening Noiseの設定

ぼけの緩和の ON / OFF と程度を調整します。

Standard標準
Strongぼけ感を強く抑制
Lens Blurカメラのレンズぼけ(被写界深度ぼけ)の抑制
Motion Blur物体の移動ぼけ(モーションブラー)の抑制
STRENGTHぼけを抑制する強さ
MINOR DENOISEぼけの抑制をしつつノイズを抑制
SUBJECT ONLY「SUBJECT」で指定した範囲に限定

Recovering Face

Topaz Photo AIのRecovering Faceの設定

Face Recovery機能の ON / OFF と、Strength で強度を調整します。

Face Recovery機能は低解像度の人物画像に特化している技術です。元画像がそこそこ大きい場合は OFFか小さめの数値に設定した方がきれいになります。

STRENGTHFace Recovery機能の強さ

Preserving Text

文字の復元の範囲とAIモデルの種類、程度の調整をします。

Topaz Photo AIのPreserving Textの設定
TEXT SELECTED文字の範囲指定
AI MODELLow Resolution(低解像度)またはNoisy/Compressed(ノイズが多い/圧縮が強い)を選択
STERNGTH文字の復元の強さ

Topaz Photo AIの購入方法

公式サイトでのTopaz Photo AIの購入方法については、以下を参考にしてください。

Topaz Photo AIの購入方法
  1. 公式サイトから製品の
    Buy for $○○」をクリック
  2. 購入製品を確認
  3. 氏名・住所を入力
  4. 支払方法を入力(クレジットカード / PayPal どちらかを選択)
  5. Place order for $○○
    または
    Pay with PayPal」をクリック

日本で発行されたVISAMastercardなどのクレジットカードでも問題なく購入できます。

Topaz セール情報

Topaz Labs公式サイトでは不定期にセールが開催されています。
セールの開始時はこちらのページでお知らせします。

Topaz Photo AIで画像処理した例

以下はTopaz Photo AIを使用して作成された、いくつかの作例です。実際の効果がどの程度なのか確認してみてください。

各画像の左が使用前、右が使用後です。

Topaz Photo AIの使用例2
Topaz Photo AI の手ぶれ補正
Topaz Photo AIの使用例3
Topaz Photo AI のノイズ抑制
Topaz Photo AIの使用例5
Topaz Photo AI の高精細化(人物)
Topaz Photo AIの使用例6
Topaz Photo AI の高精細化(動物)

これらの画像のように、Topaz Photo AIを使うとJPEG圧縮で劣化した画像をきれいにしたり、解像度が低い画像を高解像度にすることができます。

Topaz Photo AIのおすすめ設定

Recovery Facesは元画像が低解像度の場合は非常に有効なのですが、元画像がそこそこ大きい場合は逆に低品質な仕上がりになってしまいます

Topaz Photo AIのRecovery Faces ON

この状態を避けるには、Recovery FacesをOFFにするか、数値を低く調整する必要があります。

Topaz Photo AIのRecovery Faces OFF

v1.2.10からは、環境設定ですべての顔、対象の顔のみ、または低品質の顔のみから選択してFace Recoveryを適用することができるようになったので、ワークフローにより適切なものを選択できるようになっています。

またFace Recoveryの強度も初期設定で調節できるようになったので、よく使う強度を設定しておくとよいです。

単純に解像度を上げたいときには Enhance Resolutionの設定を High Fidelity にするのがおすすめです。元画像がそこそこ大きい場合はこのやり方が最もきれいに拡大できます。

Stable DiffusionやMidjourneyなどのAI生成した画像との相性は?

下の画像はStable Diffusionで生成した画像を、Topaz Photo AIで4倍拡大してみたものです。エッジのギザギザをきれいに取り除きつつ細部を作り出すような処理をしてくれます。

Stable Diffusionで生成した画像をTopaz PhotoAIで拡大した例1

下のようにアニメ調の画像も、Photoshopなどの他のアプリケーションで拡大するよりもきれいに拡大してくれます。

Stable Diffusionで生成した画像をTopaz PhotoAIで拡大した例2

Stable DiffusionのHires.fixやTiled Diffusionなどと組み合わせれば、8000pixelなど大きいサイズの画像もきれいに仕上げることができます。

Topaz Photo AIの日本語版

残念ながらTopaz Photo AIには日本語版はありません。日本語化パッチ等も開発されていないようです。

設定項目を日本語訳したものは本ページに掲載していますので、参考にしてください。

Topaz Photo AI vs Gigapixel AI どちらがすぐれているのか?

同じTopaz Labsの製品であるTopaz Gigapixel AITopaz Photo AIですが、どちらが画像拡大用途としてすぐれているのでしょうか。

同じ画像を2倍にアップスケールして比べてみました。

Topaz Gigapixel AIは2023年1月以降更新が止まっています。同じエンジンを積んでいるはずなので、当然Topaz Photo AIの方が優れているはずだと思ってくらべてみました。

Topaz Photo AI vs Gigapixel AI どちらがすぐれているのか?

眉毛などの細部はGigapixel AIの方がややシャープでくっきりしています。しかし髪の毛はGigapixel AIのほうは絵で描いたようにカリカリになってしまいました。

Gigapixel AIの方は頬のところなど唐突にシャープ&ノイジーになっているところも見られたので、一概にGigapixel AIの方がいいとも言い切れません。

Gigapixel AIは最近はバージョンが更新されていないことも考えると、総合的にはTopaz Photo AIの方がいいかなと思います。

Topaz Photo AIのPhotoshop・Lightroomプラグイン

Photo AIのPhotoshop・Lightroomプラグインは、Photoshop・LightroomからPhoto AIの起動ができ、仕上がりもPhotoshop・Lightroomに読み込まれるというものです。

筆者はこのプラグインはあまり使っていないのですが、ワークフロー的にPhotoshopやLightroomから起動できた方がいいという人もいると思います。

Photoshop・Lightroomプラグインは、Toapaz Photo AIのインストール時に自動的にインストールされます。

ただし、Photoshop・Lightroomのメジャーアップデート(2022→2023など)後などはプラグインが自動で複製されません。

そのため、「Photoshop・Lightroomの旧バージョンのプラグインフォルダ」→「Photoshopの新バージョンのプラグインフォルダ」へ、プラグインファイルを手動でコピー&ペーストする必要があります。

Topaz Photo AIのPhotoshopプラグインのインストール場所

Photoshopのプラグインフォルダは以下の場所にあります。

Windowsの場合
c:\Programfiles\Adobe\Adobe Photoshop(バージョン)\Plug-ins

Macの場合
Macintosh HD/アプリケーション/Adobe Photoshop (バージョン)/Plug-ins

プラグインがインストールされた場合Photoshopからは、「フィルター」メニューから「Topaz Labs」→「Topaz Photo AI」でPhoto AIを起動できます。

Topaz Photo AI の必要スペック

Topaz Photo AIの使用要件は以下のとおりです。Windows・Mac両対応です。ライセンスを購入すればWindows用・Mac用をどちらでも2ライセンス分使うことができます。

Windows OS10、11 (64 ビット、最新の OS バージョンを推奨)
CPUAVX2 命令には
Intel 第2世代 i5 (2011年リリース)以降
または

AMD CPU (2011年リリース) 以降
システムメモリ (RAM)12GB(16GB以上推奨)
グラフィックカード (GPU) & グラフィックメモリ (VRAM)DirectX 12 互換の

NVIDIA GTX 900 以上、4GB VRAM (最適なパフォーマンスを得るには 6GB 以上)
または
AMD Radeon 400 以上、4GB VRAM (最適なパフォーマンスを得るには 6GB 以上)
または
Intel UHD 600 グラフィックス以上、12GB のシステムメモリ (RAM)
モニター・表示1280×720ピクセル以上
MacOS10.15 Catalina以降
CPUIntel 第2世代 i5 (2011年リリース) 以降
または
Apple M1
・M2
システムメモリ (RAM)Intel CPU の場合: 16GB (最適なパフォーマンスを得るには 24GB 以上)
または
Apple M1 の場合: 8GB (最適なパフォーマンスを得るには 16GB 以上)
グラフィックカード (GPU) & グラフィックメモリ (VRAM)2GB以上のVRAM
モニター・表示1280×720ピクセル以上

Topaz Photo AIが対応するファイル形式

Topaz Photo AIが対応しているファイル形式は以下です。

Topaz Photo AIのおもなアップデート内容

Topaz Photo AI v1.5のアップデート内容

  • Removing Noiseにおけるディテール再現機能:すべてのノイズを除去すると、画像が不自然に滑らかに見える場合があります。これを修正するために、元の画像のディテールをノイズ除去された結果に追加し直すことができるようになりました。
  • Face Recoveryは、顔を強化するときに目の色を変更しなくなりました。これはすべての写真に当てはまりますが、特に白黒またはセピア画像で顕著です。

Topaz Photo AI v1.4のアップデート内容

  • Text Recovery機能の搭載:新しいテキストリカバリーフィルターにより小さいテキストや劣化したテキストを既存の方法よりも鮮明かつ自然に見せることができます。
  • NikonZ9 高効率圧縮ファイルのサポート。

Topaz Photo AI v1.3のアップデート内容

  • RAW画像”以外の”画像のノイズ除去モデル “Normal v2“と”Strong v2″を追加
    • Normal v2 : 低から中程度の標準 ISO ノイズを伴いながら、画像のディテールを最大限に維持します。
      Topaz Photo AI v1.3.7のRaw画像以外のデノイズ
    • Strong v2 : ディテールを維持しながら、中程度から多量の標準 ISO ノイズを除去しますが、すでに処理された画像にはあまり対応しません。
    • 通常: 今後数回のリリースで置き換えられる予定の、古いモデルのバージョン。
    • 強力: ノイズの多い画像がアップスケールされたり、前処理されたり、その他の損傷を受けた場合など、標準以外のノイズを除去します。ノイズを強力に除去しますが、より多くのディテールも除去してしまいます。
  • プレビュー タイルのキャッシュを実装、低速のマシンでのプレビューの応答性の向上、モデルをスタックする際のモデルの読み込み速度を向上、オートパイロットの精度が向上
  • 画像が常に元画像の縦横に沿って保存されるように修正、HIF 拡張 (Canon 推奨の HEIF 拡張) のサポートを追加
  • Standard強化モデルの改善
  • 従来の Sharpen モデルを有効にする設定を追加
  • モーションブラーとレンズブラーモデルを新しいストロング シャープモデルに更新し、アーティファクトが少なくなりました。また、スライダーの感度が向上しました。
  • すべてのファイル タイプのサムネイルが表示されるようになりました。

Topaz Photo AI v1.2のアップデート内容

  • 多くのRAWファイルに対応し、100を超える新しいカメラのRAWファイルをより正確に表示できるようになりました。多くのカメラで以前にRAWファイルを読み込むときに見られていた色の問題が修正されます。
  • 2つの新しい環境設定項目を追加しました。
    • Face Recovery: すべての顔、対象の顔のみ、または低品質の顔のみにFace Recoveryを適用するように選択できるようになりました。また、デフォルトの回復強度を設定できるようになりました。
    • 保存後に閉じる: 処理後に画像を自動的に閉じるように選択できるようになりました。
  • Enhance ResolutionのHigh Fidelityモデルは画像のむらを最小限に抑え、より自然なアップスケールを作成するようにトレーニングされています。
  • 新しい トリミング(切り抜き)ツールが追加されました。「UPSCALE」からアクセスできます。「Enhance Resolution」を使用して目的の拡大範囲を一度に簡単に拡大できます。また、画像を回転する機能も将来的に追加される予定です。
  • 被写体選択モデルの精度が向上し、特に動物やポートレートの写真でより優れたパフォーマンスを発揮するようになりました。

Topaz Photo AIについてのよくある質問

Topazアプリケーションからのアップグレードは可能?

Gigapixel AI・Denoise AI・Sharpen AI・Image Quality Bundle などを既に購入されている方は、所持している製品に応じた割引を受けられます

割引価格はTopaz公式サイトのアカウントページに所持しているアプリケーションにあったアップグレード価格が表示されるのでチェックしてみてください。

Topaz Photo AIを使えば本当にサンプル画像のようにきれいになるのか?

この手のアプリケーションに多いのが、実際に使ってみるとサンプル画像のようにはきれいにならないことです。

筆者がTopaz Photo AIを使って感じるのは、「Photoshopで拡大するよりも確実にきれいになる」ということです。仕事でも画質がシビアに求められる場合はあってよかったと感じることが多いです。

Topaz Photo AI には、無料の体験版もあるので、まずは仕上がりの画質を試してみることをおすすめします。

Topaz Photo AIのライセンスについて知りたい

Topaz Photo AIを購入すると2シートのライセンスがついています。

これは別々のPC2台にインストールし、起動できるということです。Windows・Macどちらでも利用することができます。

Topaz Photo AIのまとめ

Topaz Photo AIは Gigapixel AI・Denoise AI・Sharpen AI の統合版かつ後継版となる、画像高画質化アプリケーションです。

今後 Topaz は上記3つのアプリケーションよりも、Photo AI の開発を優先していくようです。Photo AIはTopazの静止画用総合アプリケーションとして、メインのアプリケーションになります。

最終的に、Topaz Photo AI は、DeNoise AI、Sharpen AI、および Gigapixel AI の機能を完全に引き継ぐために必要なすべての機能を備えます。その時点で、これらのアプリケーションを完全に置き換える可能性があります。

Topaz公式サイトよりGoogle翻訳

他の AI 拡大アプリケーションと比べても、元画像の色やディテールを強化しつつ拡大できるという点でTopaz Photo AI は頭一つ抜けていると思います。

Topaz Photo AIと他の画像拡大アプリケーションの比較
Topaz Photo AIと他の画像拡大アプリケーションの比較(画像クリックで拡大表示します)

Topaz Photo AI は Topaz 公式サイトから購入できます。

また、旧バージョンの Topaz Image Quality BundleからTopaz Photo AIへは、Topazのアカウントページからアップグレードすることができます。

また、動画データの高画質化については、同じTopaz LabsのTopaz Video AIがおすすめです。動画データは各フレームの連続性が画質に影響するため、動画専門のアプリケーションが必要になります。

Topaz Photo AIの新バージョンv3.0がリリースされました。くわしくはTopaz Photo AI 3の記事をご覧ください。

画像アプリケーションについての情報はこちらのページにまとめています。
ぜひご覧ください。

画像アプリケーション
画像を取り扱うアプリケーションの情報をお知らせします。
この記事を書いた人

Photoshopと画像・動画アプリケーション情報を発信。
美術大学時代に絵画を専攻。独学でPhotoshopを学び、レタッチカンパニー数社を経て現在はCG・動画アーティスト。Adobe Japan Prerelease Adviser。
Mdn「デザインのネタ帳 プロ並みに使える写真加工 Photoshop」共著。

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