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DxO PhotoLab 6のレビューと使い方解説 セール情報

DxO Photolab6のレビューと使い方、セール情報画像アプリケーション
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DxO PhotoLabとは

DxO PhotoLabはフランスのDxO Labsが開発・販売している、高品質なRAWデータの現像を行うためのアプリケーションです。

2022年10月7日に最新バージョンのDxO PhotoLab 6が発売されました。

ある程度のレタッチ作業のようなこともできますが、主要機能はRawデータの現像です。Adobe LightroomやCapture Oneと同列の現像ソフトという認識でよいと思います。

DxO Labsのセール情報は、以下のリンクから確認できます。

DxO PhotoLab 6の機能

DxO PhotoLab 6は、大きく分けて以下の5つの機能を持っています。

  • 画質の補正と向上
    シャープネスの調整・ハイライトシャドウのコントロールなどを高精細かつスピーディーに行うことができます
  • ノイズ除去
    DeepPRIMEから進化したDeepPRIME XD機能により、ノイズ除去を行いつつ画像のディテールを再現します
  • レンズ補正
    DxO Labで20年間研究された光学補正により、レンズゆがみの除去・色収差の除去を高精度に行います
  • カラー補正
    デザインされた独自のカラーホイールを用いて、直感的な色補正を可能にします
  • 画像のライブラリ管理
    ラベル機能・レーティング機能・メタデータ検索など通常のフォルダを画像ライブラリとして利用できます

他のRaw現像アプリケーションと同様に、基本的な現像機能は見劣りなくそろえていると思っていいでしょう。

そのうえでDxO PhotoLab6の特徴となるのが、以下の5つのDxO独自技術です。

ClearView Plus

DxO PhotoLab6のClear View Plus

空気による光の拡散を抑えて、くっきりとした画像のコントラストをよみがえらせる機能です。

ClearView Plusを用いることで、空気の層が一段取り払われたような効果を得ることができます。

DeepPRIME XD

DxO PhotoLab6のDeep PRIME XD

新しいDeepPRIME XD技術はノイズを除去しつつ、画像の細部をよみがえらせるという複雑な作業をニューラルネットワーク(AI)を用いて実現させます。

この機能がDeepPRIME XDはPhotoLab6の主要機能と言っていいと思います。

U point™

DxO PhotoLab6のU Point

画像の一部に限定して、追加で効果を加える機能です。全体的な補正とは別に個別の部分に対して効果を設定できます。

場所の指定は写真内の周囲の外観を分析して、色とテクスチャに基づいて類似するピクセルを判別してくれます。

DxO Lab独自のカメラ・レンズ補正

DxO PhotoLab6でサポートされているカメラ・レンズ

DxO Labが20年間にわたって研究したカメラやレンズごとのカスタム設定値を使用して、シャープネス・レンズゆがみ・色収差・周辺光量落ちなどを補正します。

現在対応しているカメラ・レンズのリスト

独自のカラーホイール

DxO PhotoLab6のカラーホイール

独自に設計されたカラーホイールで、直感的なカラー操作が可能です。

DxO PhotoLab 6のレビュー

イメージしたものに到達するためのスピードが速い

DxO PhotoLab6のU Pointの操作画面

操作が簡単でわかりすく、ユーザーの「こうしたい」というイメージをダイレクトに反映できます。

特にトーン調整がダイナミックに行えるので、理想の状態に最短距離で到達できる感覚があります。

ノイズ除去機能DeepPRIME XDの性能がめちゃくちゃ高い

DeepPRIME XD機能がノイズ除去しながら精密さも補完するので、画像の細部の描写を損なわずにノイズだけを除去するという点では、かなり高性能です。

通常この手のノイズ除去機能は、強めれば強めるほど細部がぼけてしまう面が強くありました。

DxO PhotoLab 6のRawデータノイズ除去は、これまでの機能とは一線を画すぐらいの画質を担保しており、この機能がRaw現像作業においてかなり重要かつ有効だという感想です。

DxO PhotoLabとAdobe Lightroom(Camera RAW)の比較

Adobe LightroomやAdobe Photoshopの現像機能であるCamera RAWと比較して、PhotoLabはどういうところにメリット・デメリットがあるのかについて調べてみました。

筆者自身、DxO PhotoLabを試す以前は「アマチュア向けのアプリケーションかな?」と思っていたので、正直あまり興味はありませんでした。

DxO PhotoLabを使用するうちに、Lightroom(Camera RAW)と比較して「これは!」というところが見えてきたので参考にしてください。

DxO PhotoLabの方が感覚的にダイナミックに調整できる

DxO PhotoLab6のReTouch
  • ほとんどすべてのツールに自動調整機能が備わっていること
  • スライダーでの調整が可能であること
  • ユーザーインターフェイスが直感的であること

この3つの理由から操作が簡易で感覚的に調整できるといえるでしょう。変化の度合いもわかりやすいので見ために分かりやすいダイナミックな調整が可能です。

DeepPRIME XDを用いたRawデータのノイズ除去性能、細部再現性はDxO Photolabが圧倒的に高い

Lightroomではノイズ除去したときに肌のディテールが弱くなる

DxO PhotoLab 6で搭載されたDeepPRIME XDのノイズ除去性能が高く、Lightroomのノイズ除去とは雲泥の差といっても過言ではないと思います。

Lightroomでノイズ除去を行っていくと細部がぼけてしまって再現性は失われていくのですが、DxO PhotoLab6の方は細部を残しつつノイズを和らげることが可能になっています。

DeepPRIME XDアルゴリズムにAIを使っているのですが、AIを用いたことによる不自然に補正した感じも全くありません

Adobe LightroomにあってDxO PhotoLabにない機能

Adobe LightroomにあってDxO PhotoLabにない機能は、おもにHDR合成機能とパノラマ合成機能です。

この2つの機能はPhotoshopにもあるので、Photoshopを所持している場合はほぼ問題ないかと思います。Rawデータの現像機能自体はPhotoshop単体でもLightroomと同じCameraRawを使って現像することができます。

DxO PhotoLab 6の無料体験版

DxO PhotoLab6の無料体験版

公式サイトからDxO PhotoLab6 ELITE(完全版)の31日間の無料体験版をダウンロードすることができます。購入前にフル機能を試したい場合に便利です。

DxO PhotoLab 6の使い方

アプリケーションの起動

  • Windowsの場合はデスクトップの「DxO PhotoLab 6」アイコンをダブルクリックするか、Windowsメニュー→「すべてのアプリ」からDxO PhotoLab6を選んでクリックします。
  • Macの場合は「アプリケーションフォルダ」からDxO PhotoLab6アイコンをダブルクリックします。

DxO PhotoLab 6の初期画面

最初の起動ではデフォルトの補正プリセットを選択することになります。特にこだわりがない場合は「DxO標準」で問題ありません。色補正などを完全に手動で行いたい場合は「DxO光学補正のみ」や「修正なし」を選択します。

DxO PhotoLab6の初期画面

次にDxOの最新情報が表示されます。この画面は毎回表示されるのが面倒な場合は、「起動時に表示」から「しない」を選択できます。

ライブラリから編集したい写真を選択

初期画面ではライブラリ表示になります。

DxO PhotoLab6のライブラリ表示

ライブラリ内のカメラ情報を検出して、自動的に光学モジュールをダウンロードします。

DxO PhotoLab6のカメラプロファイル検出
DxO PhotoLab6の光学モジュールのダウンロード

ライブラリから現像・調整したい画像をダブルクリックすると、「フォトライブラリ」から「設定」画面に切り替わり、各ツールを使用できるようになります。

DxO PhotoLab6の設定画面

ツールの使用

DxO PhotoLab6の補正ツール

画面右上部にある項目から、編集したいツールを選択します。例えば、「ライト」を選択すると、写真の明るさやコントラストを調整することができます。

ライト

露光補正明暗の程度を調整
DxO Smart Lighting明るすぎて飛んでいるところ、暗すぎてつぶれているところを自動で調整
選択的トーン補正トーンの明暗によって個別に明暗を手動で調整
DxO ClearView PlusDxO ClearView Plusを用いて画像のかすみを除去
コントラスト明暗の強調、マイクロコントラストは細部の明暗
トーンカーブカーブをクリックしてカーブを編集することで明暗を調整、ガンマ値でも補正可
ヴィネット画像周辺の光量を補正

DxO Smart Lightingで明るさを補正したときに、ハイライトの階調が圧縮されてしまうことがありました。
この現象は、最初に「露光補正」→そのあと「DxO Smart Lighting」にすることで回避することができました。

まずは「露光補正」で適度な明るさに調整することを忘れなければ、大丈夫です。

カラー

RAWホワイトバランス色温度と色相を補正
色彩強調鮮やかさの補正(「自然な彩度」は色の破綻が起きにくいが、変化が穏やか)
カラーレンダリングカメラプロファイルやDxO FilmPackを用いた色の補正
スタイル – 調色処理モノクロやセピア調の処理
HSLカラーホイールを用いた色範囲ごとの色相の調整(スポイトで範囲指定が可能)
ソフト校正色変換した際の色の傾向を確認(カラープロファイルの読み込みが可能)

ディテール

DxO Denoising TechnologiesDeepPRIME機能を用いたノイズ除去(Deep PRIMEの効果は小さいウィンドウでしか確認できないので注意)
レンズシャープネスレンズ特性によるシャープネス調整
色収差レンズによる輪郭部の色にじみを補正
ReTouch画像の他の部分を用いて一部を消す
アンシャープマスクシャープネス調整
モワレ布目などの細かいパターンが縞になってしまう現象(モアレ)を補正
赤目修正瞳が赤く写ってしまったときに使用

ジオメトリ

撮影距離EXIF情報(カメラ情報)に撮影距離が登録されていないときに入力して、自動補正の精度を上げる
水平撮影時の傾きを補正
クロップ画角の切り抜き
ディストーションレンズによる湾曲の補正
パース補正ツールで画像の垂直や水平を指定して傾きを補正

部分調整

部分調整U Pointを使って画像内にポイントを指定して、明暗や彩度などを個別に調整(マスクの選択幅も調整可能)

透かしと効果

Instant Watermarking画像内にロゴなど(画像またはテキストツール)を挿入

書き出し

「ハードディスクにエクスポート」をクリックして保存します。

JPEG / TIFF / DNG形式での書き出しができます。

またAdobe Lightroomへの書き出しにも対応しています。

DxO PhotoLab 6のエディション比較

DxO PhotoLab6にはELITE(エリート)とESSENCIAL(エッセンシャル)の2つのエディションがあります。

ELITE Edition(エリート版)

ELITE Edition(エリート)はフル機能を搭載した完全版です。インストール可能台数は3台まで、アプリケーションの同時起動は1台のみです。

DxO PhotoLab6 ESSENTIAL Edition

ESSENCIAL Edition(エッセンシャル版)

ESSENCIAL Edition(エッセンシャル)は安価な機能限定版です。インストール可能台数は2台まで、アプリケーションの同時起動はこちらも1台のみです。

基本的な現像機能が搭載されていますがESSENCIALには以下の主要な機能がなく、予算的に可能であればELITE EDITION(エリート版)の購入をおすすめします。

  • DeepPRIME および DeepPRIME XD
  • ソフト校正モード
  • DxO Clearview Plus
  • モアレの除去
  • パースゆがみの補正
  • Exif および IPTC データの編集

DxO PhotoLab 6 ELITE / ESSNTIALの価格

DxO PhotoLabの価格は以下のとおりです。旧バージョンのPhotolab4/Photolab5からのアップグレードも可能です。

ELITE Edition(エリート版)23,900円
ESSENTIAL Edition(エッセンシャル版)14,900円

PhotoLab4/PhotoLab5からのアップグレードは
ELITE Edition(エリート版) 10,900円
ESSENTIAL Edition(エッセンシャル版) 8,500円

DxO PhotoLab6はDxO公式サイトから購入できます。

DxO PhotoLab 6のセール・キャンペーン情報

DxO PhotoLabは年に数回セールが行われます。

現在セールが行われているかどうかは、公式ページから確認できます。

DxO PhotoLab 6の対応スペック

Windows

最小システム要件推奨システム構成
CPUSSE 4.1 をサポートする CPU6コア以上の Intel® Core™ プロセッサ、または AMD Ryzen™
メモリ8GBのRAM16GBのRAM
ディスク容量4GBのハードディスク空き容量6GBのハードディスク空き容量
システムMicrosoft® Windows®10 バージョン 20H2 以降 (64-bit、および Microsoft® 社がサポートしているもの)最新ドライバでは NVIDIA RTX™ 2060、AMD Radeon™ RX 6600 以上

Mac

最小システム要件推奨システム構成
CPUあらゆる CPUIntel® Core™ プロセッサ 6+ コア以上、または Apple Silicon™
メモリ8GBのRAM16GBのRAM
ディスク容量4GBのハードディスク空き容量6GBのハードディスク空き容量
システムmacOS 11.6 (Big Sur) 以降macOS 12.0 (Monterey) 以降、AMD Radeon™ Pro 580X または Intel® Macs 以降

DxO PhotoLab 6で使用できるファイル

DxO PhotoLab は以下の画像形式をサポートしています。

  • ソフトウェアがサポートするカメラから直接出力された RAW 形式の画像
  • サポートされたカメラから出力されたネイティブの DNG 形式の画像
  • DxO PhotoLab が作成したリニア DNG ファイル
  • Adobe Lightroom、 Camera Raw、 DNG Converterで作成された DNG ファイル (ロッシー圧縮の DNG ファイルを除く)。 Lightroom および Camera Raw の HDR、Panorama と Panorama HDR 結合の DNG ファイルはサポートされています。
  • 8 / 16 ビットの TIFF 画像JPEG 画像
  • JPEG ファイル
  • グラフィカル透かしを作成するために透かしパレットがインポートした JPEG および PNG ファイル

DxO PhotoLab 6で対応しているカメラ・レンズ

DxO PhotoLab6のレンズプロファイル

現在販売されているカメラ・レンズはほぼ網羅されています。

新しく発売されたものも、最新版のDxO PhotoLabのアップデートにより順次対応していきます。

現在対応しているカメラ・レンズのリスト

まとめ

DxO PhotoLab6は画像のノイズ除去や色調整に優れた機能を持っています。また、豊富なプリセットを備え、手軽に美しい加工を行うことができます。インターフェースも使いやすく、初心者でも簡単に操作することができます。

もちろんプロ向けの機能も備えており、高度な編集も可能です。合わせて対応しているカメラも多く、幅広いニーズに対応しています。

特にDxO PhotoLab6のノイズ除去はかなり強力だと思いました。高感度ノイズ・暗部ノイズに対してもとても有効です。

気をつけておきたいところはノイズ除去機能の「Deep PRIME」や「Deep PRIME XD」はRawデータにしか適用できないところです。AIを使わない通常のノイズ除去であれば、Rawデータ以外にも適用可能ですが効果は弱くなります。

jpg、tiffなどRawデータではない形式にはTopaz Photo AIなど他社のアプリケーションを使う手もあります。

また、記事内にも書きましたが現像中は「Deep PRIME」や「Deep PRIME XD」の効果は、操作パネル内の小さいウィンドウでしか確認できないので注意が必要です。

画像を書き出してしまえばノイズの消えたきれいな画像が確認できるのですが、作業中は小さいプレビューでしか見ることができないため少し見づらい感じはします。

DxO PhotoLab6はDxO公式サイトから購入できます。

画像アプリケーションについての情報はこちらのページにまとめています。
ぜひご覧ください。

画像アプリケーション
画像を取り扱うアプリケーションの情報をお知らせします。
この記事を書いた人

Photoshopと画像・動画アプリケーション情報を発信しています。
美術大学時代に絵画を専攻。独学でPhotoshopを学び、レタッチカンパニー数社を経て現在は東京でCGアーティストをしています。Adobe Japan Prerelease Adviser。
Mdn「デザインのネタ帳 プロ並みに使える写真加工 Photoshop」共著。

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