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Photoshopで肌のレタッチ【Part2】トーンカーブで凹凸調整

Photoshopで肌のレタッチ【Part2】トーンカーブで凹凸調整 Photoshopテクニック

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この記事を書いた人

Photoshopと画像・動画アプリケーション情報を発信しています。
美術大学時代に絵画を専攻。独学でPhotoshopを学び、レタッチカンパニー数社を経て現在は東京でCG・動画アーティストをしています。
Adobe Japan Prerelease Adviser。
Mdn「デザインのネタ帳 プロ並みに使える写真加工 Photoshop」共著。

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前回と今回の作業内容

前回の記事ではコピースタンプツールやスポット修復ブラシツール・修復ブラシツールで肌を整えていきました。

Photoshopで肌のレタッチ【Part1】いらない部分を消す

Part2では細部の凹凸の明暗と細かいくすみを整えていきます。ここまでできれば8割がた完成となります。

前提としてトーンカーブの操作の概要を知っておいてください。よくわからない方はトーンカーブの記事を参考にしてください。

トーンカーブの作成

それではレイヤーパレットでトーンカーブの調整レイヤーを2つ作って、

Photoshopの新規調整レイヤー

このような名前にします。(好きな名前で構いません。)

Photoshopの調整レイヤートーンカーブ

それぞれのレイヤーマスクをクリックしてCtrl(Command)を押しながらiキーで反転して真っ黒にします。2つともやります。

Photoshopのレイヤーマスクの反転

「明るくする」の方のトーンカーブは大体このくらいの山のカーブにします。

Photoshopの少し明るいトーンカーブ

「暗くする」のカーブはだいたいこのくらい。

Photoshopの少し暗いトーンカーブ

トーンカーブのレイヤーマスクで顔のレタッチ

下の画像が前回の仕上がり画像なのですが、前回で目立つぶつぶつは取れたのですが、細かいくすみや凹凸の暗部がまだあります。

先ほどの2つのトーンカーブを使って顔のしみ部分や、凹凸の影になっている部分や、しわなどを明るくしていきます

どのようにするかというと、先ほど作った明るくする方のトーンカーブのレイヤーマスクを、ブラシツールで白く塗っていくことで、部分的に暗い部分を明るくしていきます。しわやしみをなぞっていくような感じです。

トーンカーブ適用前の女性画像

このとき、描画色・背景色の初期化Dキーと反転Xキーのショートカットを使うと便利です。

Photoshopの描画色・背景色設定と反転

ブラシは大体このぐらいのサイズです。このブラシセットはブラシ解説のページにあるのでよければダウンロードして使ってみてください。ブラシの読み込み方も同じページに書いています。

Photoshopのブラシパネル

微妙な濃淡で少しわかりにくいかもしれませんが、作業はこんな感じです。ブラシで塗りすぎて他より明るくなりすぎたときは、操作を取り消したり、逆に黒で薄く塗ったりして進めていきます。

Photoshopで肌レタッチ明るいトーンカーブのマスク作業

出来上がりのレイヤーマスクはこのような感じになります。

少し明るいトーンカーブのマスク

上のようなマスクでトーンカーブを表していった結果がこのような感じになります。首のしわなども大分きれいになりました。

少し明るいトーンカーブ適用後の女性画像

次に暗くする方のトーンカーブのマスクを白く塗って、眉間のしわなど部分的に暗く落ちてほしいところや明るいすじになっているところを暗くしていきます

出来上がりは下のようなマスクになります。

少し暗いトーンカーブのマスク

このレイヤーマスクでの仕上がりはこのような感じになります。

少し暗いトーンカーブ適用後の女性画像

まとめ

ここまでうまくできたでしょうか。ブラシで塗っていくときにオプションバーに出てくる「ブラシ流量」や「不透明度」を使って筆圧と合わせてブラシの加減をコントロールすることが重要かと思います。

またPart2の工程まで、すべてコピースタンプツールでやることもできます。

ブラシのぼけ加減・画像の粒子感に注意が必要ですが、絵を描ける人ならコピースタンプツールで描くつもりでやれば、きれいにこの工程を仕上げることができると思います。

ここまでの前後比較はこんな感じです。

レタッチ前後比較

かなりきれいになったと思います。少し平板な印象になってしまったので次回Part3の記事でライティングや立体感を整えて仕上げます。

Photoshopで肌のレタッチのやり方【Part3】ライティングを強調

 

Photoshopのその他のテクニックについてはこちらにまとめています。ぜひご覧ください。

 

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