Photoshop2022で追加された風景ミキサー
Photoshop2022ではニューラルファイルターの新機能として「風景ミキサー」が使えるようになりました。
元々ある風景画像を、雪景色、緑の茂った森など、いろいろな別の風景画像に変換する機能です。プリセットから好みのものを選んでスタイルを変えていく感じです。
この記事では「風景ミキサー」の使い方の詳細をみていきたいと思います。
ニューラルフィルターの準備
風景ミキサーを使うには、適用したい画像を事前に開いておく必要があります。
画像を開いたら「フィルター」メニューから「ニューラルフィルター」を選びます。
ニューラルフィルターのウィンドウが開きます。雲アイコンになっているものはダウンロードが必要です。
もし風景ミキサーがダウンロードできていない場合は、雲アイコンをクリックしてダウンロードします。
ダウンロードできない場合は以下の記事を参考にしてください。
Photoshop2022の風景ミキサーの使い方
ダウンロードできたら風景ミキサー横のスイッチが自動でONになります。事前にダウンロードしていた場合はONにしてください。
プリセットから好みの風景を選んでクリックします。
15種類の風景がプリセットとして登録されています。
右下のパラメーターでフィルターの強さや季節感を調整することができます。
下に「被写体を保持」のチェックボックスがあります。フィルター側が被写体として物体を認識してくれればそこだけ除いてくれるようですが、認識精度は画像によっては難ありのときもあります。
好みの状態になったら、右下のOKをクリックして風景ミキサーを適用します。
上のような感じで風景を変換することができます。
風景ミキサーに画像を読み込む
プリセットのほかに自分で用意した画像を読み込むこともできます。風景ミキサーのウインドウ右上の「カスタム」をクリックして、
フォルダアイコンをクリックして画像を読み込みます。
Windowsの場合は「.jpg」などのファイル拡張子を指定しないと、その拡張子の画像が表示されないので注意してください。
風景ミキサーの精度
画質についてですが一辺が2000pixel程度の画像が限界かなと思います。
それ以上大きい画像で適用すると元の画像より大きくが画質が低下します。
上の画像は4000×6000ピクセルの画像で風景ミキサーを適用した例です。左が元画像なのですが、適用後の右の画像は画質がかなり低下しました。
”「カスタム」で高解像度の画像を指定すれば画質が低下しないか”と思って試しましたが、結果は同じでした。
まとめ
風景ミキサーいかがでしょうか。ぱっと見おもしろい見た目にできるので目を引きやすい機能だと思います。
反面、仕事で使うにはどのような場面で役に立つのか考えどころですね。コンセプトアート制作で街を緑化したいときや雪を積もらせたいときには役立ちそうです。
解像度の面でもっと高解像度の画像でも画質を維持してくれると、使い勝手がよくなってくると思います。
Photoshop2022のその他の新機能についてはこちらの記事にまとめています。
Photoshopの最新情報はこちらにまとめています。ぜひご覧ください。
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