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Photoshopのヒストリー機能を徹底解説!【初心者向け】

Photoshopのヒストリー機能を徹底解説 Photoshop基礎知識

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Photoshopのヒストリーとは

ヒストリーとはPhotoshopの作業手順を記録して、元に戻れるようにするしくみのことです。

Photoshopのヒストリーの使用例

「編集」メニューにある「取り消し」・「やり直し」が拡張されて複数の手順戻れる・やり直せるようになった機能です。

Photoshopの作業の取り消し・やり直し

ヒストリーは環境設定で指定した回数だけ戻れるようになっています。ヒストリー回数の設定箇所についても後ほど解説します。

Photoshopのヒストリーパネルの表示

Photoshopのヒストリーを表示するのが「ヒストリーパネル」です。ヒストリーパネルが表示されていない場合、次の方法で表示できます。

ウィンドウ」メニューから「ヒストリー」を選びます。

Photoshopのウィンドウメニューヒストリー

また再度同じ操作でヒストリーパネルを隠すことができます。

ヒストリーパネルは他のパネルと同様、上部の小さい矢印でパネルとアイコンパネルを切り替えることができます。

Photoshopのヒストリーパネルとヒストリーアイコンパネル

ヒストリーパネルが見つからない場合は、ヒストリーアイコンパネルを探してください。

Photoshopのヒストリーの使い方・ヒストリーの復元

ヒストリーの使い方は、ヒストリーパネルの戻りたい作業の位置をクリックするだけです。

上から順に下に行くにつれて新しい作業が記録されています。画像を開いた一番最初の状態まで戻りたいときは、一番上の画像の欄をクリックします。

環境設定で指定した回数以上の作業手順は、通常は古いものから消えていってしまいます。

特定の作業を残しておきたいときはスナップショットを使います。

Photoshopのスナップショット機能でヒストリーを保存する方法

スナップショットの使い方

ヒストリーパネルのカメラのアイコンをクリックすると、スナップショットを作ることができます。

ヒストリーは環境設定で指定したヒストリー回数だけ戻ることができ、古いものは消えていきます。

スナップショットは設定したヒストリー回数とは別に、特定の作業手順まで戻れるようにしておくものです。

きりのよい作業が完了したときにスナップショットを取っておくと、その作業手順まで戻ることができるので便利です。

スナップショットは複数作成できますが、スナップショットを作りすぎるとPhotoshopの動作が重くなります。目安として10個程度に抑えたほうがよいです。

スナップショットの保存

ヒストリーやスナップショットは、画像ファイルを閉じると消えてしまいます。画像を保存して閉じても同じく消えます。

そのため途中作業の状態を残しておきたいときは、その状態の画像ファイルを保存しておくことになります。

ヒストリーやスナップショットをクリックして、プラスマークのアイコンをクリックすると、ヒストリーやスナップショット状態の新規ファイルを開くことができます。

この新規ファイルを保存することで、途中の作業状態を保存することができます。

Photoshopのヒストリー回数を増やす方法

Photoshopのヒストリーが消えた場合は、元に戻れなくなります。

環境設定のヒストリー設定で元に戻ることができる手順の数を増やすことができます。

編集」メニュー→「環境設定」→「パフォーマンス」→ヒストリー数からヒストリー回数を設定できます。

Photoshopの編集メニュー環境設定パフォーマンス

あまり大きい数を設定するとPCのメモリを圧迫してPhotoshopの動作が重くなってしまいます。多くても30~50ぐらいにとどめておくのが理想的です。

Photoshopのヒストリー数の設定

Photoshopのヒストリーのショートカット

ヒストリーには次のキーボードショートカットが設定されています。

ひとまず一番上のヒストリーを戻す(取り消し)だけでも覚えておくと便利です。

ヒストリーを戻す(取り消し)Ctrl(Command)を押しながらZ
ヒストリーを進める(やり直し)Ctrl(Command)Shiftを押しながらZ
直近の操作の取り消し/やり直しの切り替えCtrl(Command)Alt(Option)を押しながらZ

Photoshopのヒストリーオプション

ヒストリーパネルでヒストリーオプションを設定すると、さらにヒストリーが便利になります。

Photoshopのヒストリーオプション

ノンリニアヒストリーを許可

ヒストリーで特定の作業まで手順を戻すと、通常は戻したところより先の作業は消えてしまいます。これを消さないようにするのが「ノンリニアヒストリーを許可」です。

一度ヒストリーで作業手順を戻したものの、「やっぱりさっきの作業でよかったな」というときに便利です。

意外と便利な機能なのでONがおすすめです。

レイヤーの表示・非表示の変更を取り消し可能にする

レイヤーの表示・非表示の操作は通常ヒストリーには記録されないのですが、これを記録するようにする設定です。

Photoshopのレイヤーの表示・非表示をヒストリーに記憶

レイヤーの表示切替を頻繁に行う場合は、すぐにヒストリー上限回数を超えてしまうので注意です。

Photoshopのヒストリーブラシツール

特定のレイヤーの特定の部分だけ、ヒストリーに記憶している状態に戻したいときはヒストリーブラシツールを使用します。

Photoshopのヒストリーブラシツール

ヒストリーパネルで戻りたい手順のヒストリーの左の□をクリックすると、ヒストリーブラシアイコンが表示されます。

この状態でツールパネルからヒストリーブラシで描画すると、なぞった部分だけヒストリーの状態に戻すことができます。

Photoshopのヒストリーブラシツールの使用

ヒストリーブラシツールは初心者の方はスルーしてもよいぐらいのツールですが、限られたケースで非常に便利な機能です。

まとめ

Photoshopのヒストリーは、作業手順を好きなだけ戻せる便利ツールです。

作業手順もヒストリーパネルで見やすく管理されているので、単純にクリックするだけの操作で扱いやすいです。

ヒストリーは特にヒストリーオプションを使用することで、さらに便利になるのでぜひヒストリーオプションもあわせて覚えていきたいところです。

Photoshopの基本的な使い方はこちらにまとめています。初心者の方にもわかりやすいようにまとめていますのでぜひご覧ください。

この記事を書いた人

Photoshopと画像・動画アプリケーション情報を発信。
美術大学時代に絵画を専攻。独学でPhotoshopを学び、レタッチカンパニー数社を経て現在はCG・動画アーティスト。Adobe Japan Prerelease Adviser。
Mdn「デザインのネタ帳 プロ並みに使える写真加工 Photoshop」共著。

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