Photoshop初心者におすすめの本タイプ別10冊

Photoshopで顔の若返りレタッチ【Part3】

Photoshopで顔の若返りレタッチ【Part3】 Photoshopテクニック

<景品表示法に基づく表記>本サイトのコンテンツにはプロモーションが含まれる場合があります。

スポンサーリンク






今回は顔の若返りレタッチ【Part3】です。若返りレタッチ【Part2】の続きですので、よろしければ【Part1】【Part2】からお読みください。

前回は顔のしみ・むらを和らげて、肌感を補正しました。最後に髪のつや感アップと目の周りのくすみ、顔のたるみ修正を行って、今回で仕上げとなります。

それではやっていきましょう。

トーンカーブで髪の毛のつや感アップ

肌の補正と同じように、新規調整レイヤーで明るくするトーンカーブと暗くするトーンカーブを作ります。

カーブはそれぞれだいたいこんな感じです。

Photoshopのトーンカーブ例

次にレイヤーマスクをそれぞれCtrl(Command)を押しながらIキーで反転して黒くしたら、なるべく髪の一本一本の流れには沿わずに頭の立体感に沿うように、レイヤーマスクを入れていきます。

トーンカーブのレイヤーマスクはこのような感じにしました。わかりやすいように元画像を半透明で入れています。

Photoshopのレイヤーマスク例

明るくするマスクは元画像の髪の一番明るいところに入れて、暗くするマスクは明るくしたところを挟むように入れると自然なグラデーションになりやすいです。

髪の毛のトーンカーブレタッチ前とレタッチ後はこのような感じになります。派手にやると嘘っぽくなるのでやや控えめです。

Photoshopで髪のつや感アップの例

トーンカーブで目や唇のくすみ除去

次に目の粘膜と周囲のくすみ感を補正していきます。

老化とともに目の周りがくすんできたり、粘膜周りの血色が落ちてきますので、若返りするときは逆に色相をレッド方向に振りつつ明るくすると若く見えるようになります。

こちらも新規調整レイヤーで、このようなカーブで補正しました。

Photoshopのトーンカーブ例2

実際は画面上で色の変化度合を見ながら補正してこのカーブにしています。

レイヤーマスクはこのような状態です。こちらも元画像をうっすら入れています。

Photoshopのレイヤーマスク例2

微妙な差ですが、少し赤っぽく補正しています。よく見ると右のほうが「血色がいい感じ」がわかると思います。

Photoshopで肌の赤み補正の例

ゆがみで顔のたるみ解消

最後に顔のたるみを補正します。

一旦全部のレイヤーをスマートオブジェクト化してそこに変形を加えてもよいのですが、一度スマートオブジェクト化すると変形作業以外を別ウインドウで補正することになってしまって、後からやり直すのがやりにくくなってしまいます。

そのためにAlt(Option)を押しながら「表示部分を結合」して、新規レイヤーにこれまでの作業画像を統合した画像を作ってから、統合画像だけをスマートオブジェクト化しています。

補正ポイントは主に次のようなところです。

  • おでこの広さ
  • 目のまぶた・目じりの垂れ
  • 鼻の垂れ
  • 頬の垂れ
  • 口角の垂れ

それではAlt(Option)を押しながら「表示部分を結合」して

Photoshopで表示レイヤーを結合

できたレイヤーを右クリックしてスマートオブジェクトに変換を選びます。

Photoshopでレイヤーをスマートオブジェクトに変換

スマートオブジェクトができたら「フィルター」メニューから「ゆがみ」を選びます。

Photoshopのフィルターメニューゆがみ

ゆがみで顔の各部を補正していきます。

顔の変形補正ポイント

ゆがみの使い方はゆがみ変形の記事を参考にしてください。

ゆがみ補正の出来上がりはこのような感じです。

Photoshopのゆがみ補正前後比較

レタッチ前との比較

今回の若返りレタッチはこれで仕上がりとなります。下の画像は一番最初のレタッチ前と今回のレタッチ後の比較です。

Photoshopで若返り加工の前後比較

画像クリックで拡大表示します

部分アップです。

Photoshopで若返り加工の前後比較2

画像クリックで拡大表示します

まとめ

ちなみにニューラルフィルターのスマートポートレイトで若返りさせたものも試してみました。今回作業したものとの比較も載せておきます。

Photoshopで若返り加工をニューラルフィルターと比較

ニューラルフィルターはまだ発展途上なので、精度は低いですがこれはこれで気楽にできておもしろい機能だと思います。

仕事で使えるかというと現状のニューラルフィルターはアウトだと思います。今後の精度アップに期待ですね。

3記事にわたって、なかなか長い記事になってしまいましたがいかがでしょうか。

肌のむらのところ等は慣れていないとブラシの扱いが難しいかもしれません。レタッチ用のブラシッセットもブラシの記事でダウンロードできるようにしていますので、よかったら使ってみてください。

もし分からないところ、つまづいたところありましたら、コメント欄でコメントください。

Youtube動画もよければご覧ください。特に再生数を稼ぎたいとかはないので、もし参考になればという気持ちで載せています。

作業手順が前後しているところがありますが、ご了承ください。

前回までの記事はこちらです。

Photoshopで顔の若返りレタッチ【Part1】

Photoshopで顔の若返りレタッチ【Part2】

 

Photoshopのその他のテクニックについてはこちらにまとめています。ぜひご覧ください。

この記事を書いた人

Photoshopと画像・動画アプリケーション情報を発信。
美術大学時代に絵画を専攻。独学でPhotoshopを学び、レタッチカンパニー数社を経て現在はCG・動画アーティスト。Adobe Japan Prerelease Adviser。
Mdn「デザインのネタ帳 プロ並みに使える写真加工 Photoshop」共著。

SNSやRSSでPhotoshop Bookをフォロー
Photoshopテクニック

この記事が役に立ったら
いいね!をお願いします
最新情報をお届けします。
この記事をSNSでシェア
SNSやRSSでPhotoshop Bookをフォロー
スポンサーリンク

コメント